決戦フィールドボス
レベリングをやり始めてもう2日。俺とアイのレベルは110まで上がった。
メタルクラウンを倒した時レベルが2レベも上がったのは驚いた。
そんな俺とアイは今日フィールドボス討伐に参加することになる。
シュレイド達は115くらいまで上げたらしい。お正月だからといってみんなそこまで暇してるのかと思ったくらいだ。
ギルドホーム。
『よう、ロータス、準備できたか?』
『出来たよ、まだレベル低いけど今度こそ勝ちたいな』
『そらそうだ、まだまだ敵は格上だがそんなのいつもの事だし、装備なんかも揃えたし今日は買って進むぞ!』
シュレイドと話し合い、気合いを入れ直す。
今回のパーティーメンバーはシュレイド、ハンゾウ、俺とアイ、回復1、魔法使い1の編成だ。
ギルマスも参加するのでこの前より全然違うだろう。
パーティーメンバーが揃ったので火山フィールドに向かう。
道中は連携などを確認しながら進み、30分後前回敗れたフィールドボス“フレイムデスコーン”
ハンゾウがまず初めにボスのタゲを取る。その後ろからシュレイドが攻撃していく。
魔法使いは後ろで詠唱、回復はハンゾウの体力を回復する。
俺とアイはボスの後ろに回り込む。
『【パラディンの誇り】!』
パラディン専用スキル。これで敵はパラディン無視して攻撃できなくなる。パラディンに全攻撃が集中するので防御力が低ければすぐにHPが持っていかれてしまう。回復が1人張り付いていないといけない。
『前回とは全く違うな!【ヘビーブレイク】』
シュレイドが避ける心配がなくなり思いっきり攻撃ができるようになり大ダメージを与えるスキルを使う。
後ろでは魔法使いからの大魔法が飛んでくる。
フレイムデスコーンはハンゾウを無視できずしかしハンゾウはとても固く突破できない、さらに後ろからは回復が飛んできて回復までする。そんなことをしていれば気づけば敵のHPはあと半分という所に来た。
HPが半分まで減り行動パターンが変化する。
『行動パターン変わるぞー!』
フレイムデスコーンの周りにある炎が自分を包み出す。
そして炎が2つに分裂した。その炎が形作っていく2匹の馬。
そう、フレイムデスコーンが分裂した。
一体はそのままハンゾウにもう一体は後衛のところに向かう。
『ロータス、アイ、後衛に向かってる奴を止めてくれ!』
『了解!』
一体は以前と変化前と変わらずハンゾウタゲ、そして2体目は2番目にヘイトの高い回復を狙っている。
このゲームはヘイトを稼ぐ職以外で1番ヘイトが溜まるのが回復だ。だからハンゾウを回復しまくってる回復職が2番目にヘイトが高い。
そこで俺とアイがもう一体のフレイムデスコーンを相手にする。
『【ハイドアタック】』
『【双炎刃】』
俺がフレイムデスコーンの背後からスキルで攻撃して、アイは側面から双炎刃を使う。相手も同じ属性なので効果は薄いが一時的に足が止まる。
分身した方はHPが少ないみたいで本体より減りが早い。
『【氷刃】』
『【双雷刃】』
俺の氷属性により大ダメージを与える。そこにアイの双雷刃が入り追加でダメージを出す。
今ので回復職のヘイトを抜いたのかタゲがアイに移る。
『【アサシンエッジ】』
俺はアイが避けてるフレイムデスコーンに後ろからアサシンのクリティカル技を打ち込む。ヘイトが今度は俺に移る。そして今度はアイがアサシンエッジを使いヘイトが移る。それの繰り返しで分身は倒した。
その間にも本体はハンゾウとシュレイドが防御と攻撃を担うのでもう大詰めだ。
残り体力1割あと少しで俺達が勝てる。
『【パラディンキャッスル】!』
パラディンの1日1度の大技、パーティーメンバーのダメージを一時的に無効化する。
そしてその間に全員が防御無視の最大攻撃を叩き込む。
『『【アサシンエッジ】!』』
『【ファイナルバスター】!』
『【メテオ】!』
その攻撃によりフレイムデスコーンは倒れた。
『『『よっしゃぁ!』』』
『『『やった!』』』
フィールドボス討伐は成功した。たくさんの素材と経験値が手に入り俺たちの目標の1つが終わった。
『ふーおつかれ』
『シュレイドこそお疲れ様』
『いや、今回はギルマスのおかげだな!あの防御のおかげで安定した』
『確かに』
シュレイドと話し合う。今回はギルマスがいたから勝てたのもでかい。他の人だったら負けてたかもしれない。
『まぁひとまず今日は上がるか、流石にココ最近レベリングのし過ぎだ、眠いから寝る』
『お疲れ様です』
シュレイドはそう言って落ちてった。まぁその気持ちもわかる、たった数日で10近く上げるとかどれだけやらないとなんだって感じだ。つまり俺もアイも他のみんなも結構睡眠時間潰してやってるわけだ。
『『『『『寝る!』』』』』
みんな同じ考えにいたり俺達はその日はそのままやめて寝た。
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