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面倒くさいのは結構です  作者: 保冷剤コーヒー
6/7

同居、始めました

 土曜日


 昨日、始業式&入学式は大変だった。入学式と言うほど式はなかったらしい。


 何ならメインは始業式だ。入学式何てペットボトルのラベルに書いてある内容量ほどのどうでもいい感じだ


ったらしい。


 まぁ、らしいって言うのは教室に入る前に気絶したのが原因だ。そのお陰で入学式にもとい始業式には出な


くて良かったんだがそこで一人の美少女に逢った。


 その美少女は……


「どうしたの?朝ごはん冷めちゃうよ?」


「なん、、でいるんです、か?」


 昨日も俺に面と向かって好きって言ってくれた。彼女の名前は蓬莱 沙夜。


 首筋を舐め、俺を抱き締めて匂いを嗅いじゃうぐらい好きらしい。俺には好きって事が分からなくなった


よ。


「何でって、妻だから?」


「付き合ってすらいないのにひ、飛躍しすぎです、よ……」


「でも、テストの点数で勝負するんでしょ?なら、私の勝ちよ?」


 余程自信があるのか。


「当たり前でしょ?頭の良さだったら1~4年生で一番だもの。」


 俺が通う学校は四年制だ。学ぶ事が多いらしい。


「後、これからは貴方のところで暮らすから。」


「は?」


 多分はっきり言えた言葉が「は?」なのは俺だけだと思う。


 て、言うかそれは流石に不味いでしょ。学校側が許さないし、俺も許可しない。


「大丈夫。学校の許可は得たわ。」


「じゃあ、何で昨日、、あの時帰ったんです、か?」


「荷物取りに行ってたのよ。」


 行動力の化身とはよく言ったものだ。彼女にぴったしだ。


「ありがとう。それで今日は何をするの?休日だから貴方とお出かけしたいのよ。」


 そうか。丁度今日は出かける予定だったんだ。一緒にいくか?


「!!!!えぇ!!行きましょ!! 着替えてくるわ!!」


 そう言って、本来空き部屋になるところに小走りしていった。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふんふふーん♪」


 まさか昨日逢って、一瞬で好きになった相手と翌日出掛けれるとは何とも幸せ者なんだろう。


 生きるって素晴らしいわね。


「今まで人と出かけることはなかったからどんな服で行けばいいのか分からないわ……」


 見合いではミドリムシ(母)の選んだ服を着ていたからね、正直分からないわ。


「こ、、この黒のワンピースでどうかしら?」


 私は黒系の服しかない。その中でお気に入りの黒のワンピース。


 「可愛い」って言ってくれるかな?思ってくれるだけでもいいんだけどね。


 でも、やはり思って貰うより口でその思いを言われる方が女は嬉しい。


 黒のワンピースに着替え、黒のお財布をバックに入れる。


 よし! 頑張るぞ!

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