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エッセイ・詩・資料

詩への嘲り、あるいは左側しかない手袋の祝福

作者: 84g



 ただ数字を階段としてのみ用いるならば、鷹の瞳は影と闇の境界を捉える。

 真夜中にのみひどく美しくまたたく白い黄金、それが鷹の慈悲ならば怒り狂う学者たちに加わろう。愚直な反芻。

 眠るな。遅すぎた。


 鉄に似すぎた水、風になれなかった惑星、それがお前の寝床。

 温めることしかできない不死者を熱い瞳で裏切り者がなじる。

 空を眺める蟹は、熱さから逃れるために悔恨に殻を叩き染める。

 蒼い炎が裏切り者ならば、悪は嵐に色を寄せる。ただただ甘い色。

 連なる(いと)を断ち切ることをユウキと呼ぶなら歌え。音階を持つ絶叫、指揮者の断末魔だけが幕を引く。

 静寂こそが足音と先達たちの警告を沈黙ならざる無音、貌からは涙も涸れて。

 走り、地獄を塗り潰せ。


 

 少し早いけど、45周年、おめでとうございます。

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