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てがみ  作者: 迷い猫
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2.理解

ずっと思っていたんだけど。

たぶんあなたを初対面で嫌いになる人って居ないんだろうなって。

ちょっとズルいけど、こうしたらこう思われるとか、そういうのをわかって行動している感じがあったし、

こう思われたい、こういう風に認められたいっていうちょっと偏った承認欲求が人一倍強いなと感じていたから。


だけど私が自分のけじめの為に、もう二度と連絡はしたくない。二度と会いたくない。

って言ったら、

「そうだな」とか「そういうところが考え方がちょっと違うなって感じる」

って言ってたくせに、数日で

「できれば疎遠にならないで」「味方は一人でも多い方が良い」ってすぐ近くに寄ろうとしてきたね。

都合が良いなって思った。


でもね、自分が望むように思ってくれてる人たちがたくさんいるんだから

私一人が疎遠になろうと構わないじゃない。

あなたにとっては、自分が望むように思ってくれるたくさんの味方がいる。

私にとっても、色々な視点から私を見てくれる味方がいる。

それぞれ味方の定義は違うけど、それで良いと思う。


それでもたくさんの人に認められたいのは、なんでなのかな。

きっといつもたくさんの友達に囲まれて自分たちの頑張りや夢を共有してきたんだと思う。

そういう仲間がいるのに、何がそんなに不安なの?

あなたが望むように、みんなあなたを認めてあなたを好きでいる。

不安なのは、それが自分の全てじゃないからなのかな。

弱い自分を知られて、離れていかれるのが怖いのかな。


もっと自信もってよ。

あなたが今まで経験してきたことも、周りの友人、全て素晴らしいものでしょう。

みんながあなたを認めて褒めて、好きでいるのに、

自分が自分に自信なくてどうするの?


ねえ。

プライドとコンプレックスが共存してるのは感じたよ。

自分のキャリアをそんなにも話したかったのは、夢を叶えるからだけじゃなくて、

プライドを認めて欲しかったからなのかな。コンプレックスを消して欲しかったのかな。

今になって気付いてごめんね。

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