表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

書きたくなる場所

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

こだわりって奴です。

私にとって純文学の核の一つに近いかと。

遠くで童謡にも似た曲調の背景音楽が流れている。器楽曲と呼ばれるもので、歌詞や人声が混じっていないもの。何処か懐かしささえ覚えるもので、今少し聞いていたくなった。

物書きである私は、より良い物を作る為に、存外、『環境』に重きを置いている。美しい曲が流れていれば、味のある純文学が書きたくなるし、賑やかな場所では心理の移り変わりに視点を当てた話が書きたくなる。

そして今、遠くの方で童謡が流れている。これはまたとないチャンスだった。だから今、ペンを持って、何かしら書き上げよう。


広いホールの端くれに腰掛けて、周りの景色に目を向ける。空から溢れ落ちた眩い光が、壁に模様を描いている。此処はとても静かで、一人で何かを考えるには非常に向いている。

これから何をしようか。やるべき事は決まっているのだが、一度座ってしまった腰は上がることを拒み、綿の詰まったソファに臀を埋めるばかりである。

すると今の行いを窘める様に隣から声が聞こえてきた。

「まだ予定があるはずなのに、お呼ばれしてしまったのに、油を売って、悪い子だね」

「分かっているわ。けれども少し、休憩」

少しでも新しい事を始めると、体に負荷の掛かる事を行うと、すぐにでも疲れて風邪を引いてしまう。そう、だからこれは先行投資、これから先も動ける様に、明日も動けるように。

何、少しくらい此処で腰を下ろして景色を眺めていたところで、誰も怒りはしないよ。

彼の様子を伺うと、困った様に眉を下げて、吐息混じりに呟いた。、

「気に入ってしまったのかと思ったよ」

「気に入っているよ。じゃなかったら、態々気紛れに訪れる様な真似はしないもの」

此処で流れる童謡の様な器楽曲も、ホールに反響する足音も、午後の光を灯す天井も、全て、全て、居心地が良い。包まれたくなるほどに。

「でも、そろそろ参らないと」

今度こそ、動けなくなる。


此処まで書いて、起承転結が伴わないいつもの文章が出来てしまった事に気がつく。それでもこれが気に入っていると言っても過言ではない。

私にとって純文学というのは、文章の美しさに重きを置いたものだと思っている。其れが見られれば、自分の手で生み出せれば、もうそれで完結している。

さて、そろそろ動き出そう。

以下何でも許せる方向け。

個人の意見飛び交います。私の発言が許せる方のみ宜しくお願いします。


私にとっての純文学って、

如何にどれだけ綺麗な文章で描かれるか。

もしくは

どれだけ人の醜悪性、生々しさを引き出せるか。

この二点に重きを置いてます。


だから今回もちょっと満足。比較的綺麗な文章だと、私は思ってるので。


最初は浮かんでいた純文学の短編にしようかと思ってたんです。

物を書く時に滅茶苦茶気性が荒くなる子の話。

連載にしても良さそうなので、次回作の軽いネタ出し、気まぐれも兼ねて。

勿論、書くかどうかは不明です。


ただ、紹介だけで時間が取られるのと、ただの毒舌集になったので、見送りしました。

書き出しておくとこんな感じ。


――人の事嘗めてるんですか? それとも愛玩人形として扱おうとしてるんですか?

男女問わず、願望表すとそればっか。可愛いお人形さんばっかり。其れは人間ではありませんよ。

――エロネタに触れればそりゃ勿論、奮いますけどね。

ただ其れに頼りっぱなしだと、技巧は絶対伸びませんよ。整合性さえも売っぱらって、何が小説ですか?

――私はきっと我儘です。傲慢です。だから、読み手さえも選ぶものを書きたい。娯楽性が全てじゃないと証明したい。

――参加者に課される序列は興味ありません。ただ、目標にするのは悪くありませんね。

序列で一位取るという事ではなく、満足の行くものが出来たら参加しても宜しいかと。


次回の連載(まだ何も決まってません)したら、荒れるだろうなぁ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ