おまけ おしえて ミスター
見えづらかったらゴメンナサイ。
―――ラファエルとウリエル。
《最初の番号》と一緒に暮らす、とある日に…。
ラ「なぁ、ミスター」
ミ「ん? 何かね?」
ウ「《一桁》ってどんな感じなの? 能力みんな違うみたいだけど…」
ミ「ほほう、知りたいかね?」
ラ「把握しておくことは大事だろ。あいつら、僕達が本来の姿で過ごせるようになったら、宮殿に住まわせるとか言ってたし(…行かねーけど)」
ウ「そうよ、《3》なんかガブリエルを変な目で見てたし、対抗出来るようにしないと」
ミ「………む、彼等が君達に手出し出来るとは思えないが、…そうだな。図で説明しようか。以下を見たまえ」
ミ「―――私が知らないはずの情報も書いてあるようだが…、まぁ一覧にすると、このようになるかな。ちなみに君達は、カテゴリーに分けると万能型に属する。《0》のデータがそのまま君達にも当てはまるな」
ラ「…ふーん。何だかテキトーな似顔絵が気になるけどな。どーでもいい情報もあるし…。…で、弱点は?」
ミ「? 弱点?」
ウ「何かあった時に対抗しないと、って言ったじゃない」
ミ「……………」
ラ「………ないのかよ!」
ミ「そ、そんなことはない。我等共通の弱点は、オリハルコンに他ならないからな」
ウ「えぇー…、じゃあフツーにやっつけられないじゃない」
ミ「(…やっつける必要は無いと思うが…) …オリハルコンと同等の効果、と言うなら、君達が天使の能力を解放した時がそうだぞ」
ラ・ウ「「え!? そーなの!?」」
ミ「左様。すなわち、我等《0》の分身は、君達には敵わない、ということだ」
ラ「へー…(ニヤリ)」
ミ「?」
ウ「ミスター、私達に敵わないの?」
ミ「…そういう事になるな」
ラ「そうか…。あのさ、ミスター! 僕、ちょっと気になってるモノがあって…」
フッ。
ウ「あ! 逃げたわよ! ズルい!」
ラ「ヒドイ! 瞬間移動でどっか行った! 最近出来た✕テンドーナツ、食べてみたかったのに!」
………数時間後、ミスターはお詫びに✕テンドーナツをお土産に買ってきたらしい。
◇ ◇ ◇
おまけのおまけ。
―――みー君とふーちゃん。久吾と暮らす、とある日に…。
み「ななさん、ななさん!」
久「おや、みー…、ミカエル、どうしました?」
ふ「あのね、ちょっと気になることがあって…」
久「ほほう、何でしょう?」
み「章夫さんの魂色って、白と翡翠色、だったっけ?」
久「ああ、そうですね」
ふ「水波おねーさんは、乳白色?」
久「ええ」
み「魂色ってみんな違うけど、系統? みたいなの、あったりするの?」
久「…あぁ、ありますね。霊薬が作りやすい色は、淡い柔らかい色をしていますよ。いわゆる、パステルカラー、というやつですかね」
ふ「へー…。じゃあ作りにくい色は?」
久「…そうですねぇ、目に痛い色、というか、鮮烈で刺激的な色からは作れません。いわゆる、ビビットカラー、というやつです」
み「そーなんだぁ…、何か意味あるのかな?」
久「意味は分かりませんが、系統、ですか…。図にしてみましょうか?」
恕 → 清・やる気に満ちた熱い心 ↔ 汚・相手を貶める怒りの感情
義 → 清・正義感 ↔ 汚・極端な自己肯定
護 → 清・大事なものを護り育む心 ↔ 汚・何も信じない殻にこもった心
晴 → 清・相手の良いところを尊ぶ清々しい心 ↔ 汚・相手を思いやれない自分勝手な心
知 → 清・物事を正しく冷静に客観的に考える ↔ 汚・他人を踏みにじっても利を考える
慕 → 清・相手を想い尊敬する恋心 ↔ 汚・相手を欲望の対象と見る色欲
久「…こんな感じですかね。性格なんかもあるようです」
ふ「へー…」
久「性格は結局、魂色に直結しますからね。まぁ、私が作りやすいかどうかですから、他の方だとまた違うかも知れませんけど…」
み「え? 何言ってんの? ななさん」
久「?」
ふ「他に霊薬作れる人なんているの?」
久「あ」
み「アハハ、たまーに変なコト言うよね、ななさん」
久「……………」
ふ「そーやってぽやっとしてると、そのうちホントに《2》に吸収されちゃうわよ」
フッ。
み「え!? ななさん消えた!」
ふ「もー! 都合が悪くなるとどっか行っちゃうんだから!」
………数時間後、久吾はお詫びに最近二人が気に入っていた、ごろっとフルーツ入り大福をお土産に買ってきたらしい。
カラーコード参照↓
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豆月のヘタクソな絵を晒すという、自虐コーナー。