春の蝉。

作者： caem

　歌は聴いたことがあります　けど　鳴き声は聴いたことない

　夏の風物詩　じゃんじゃか喧しい　蝉時雨には、まだはやい

　河津さくら　川辺に咲いています　その足元には、蠢いてる

　小さな穴から　もう良いかなぁと　その足元では、蠢いてる

　まさか　この時季に　聴こえてくるハズない　春に蝉時雨は

　七年もの、長い年月をかけて　間違えて、そこから出てきた

　蛹から抜け出した　半透明な美しい羽と　こころを揺さぶる

　歌は聴いたことがあります　けど　鳴き声は聴いたことない

評価をするにはログインしてください。

この作品をシェア

ブックマークに追加

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

―　新着の感想　―

感想はまだ書かれていません。

感想を書く場合はログインしてください。

イチオシレビューを書く場合はログインしてください。

+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ