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日常会話

今回は会話のみで地の文がありません。

読みにくかったら申し訳ありません。

 

 【不健全な会話・・・?】

 

「ふうくん、昨日は激しかったね。」

 

「あぁ、そうだな。久しぶりにヘトヘトになるまでやったよ。」

 

「あんなに激しかったの久しぶりだよね。」

 

「そりゃ気合いも入るさ、昨日は一周年だしな。」

 

「そうだね、もう一周年なんだね。」

 

「それにしても相変わらずアソコ狭いよな…」

 

「そうなんだよ〜、アソコが狭いから入るのに苦労するよね。」

 

「まァ俺は好きだけどな…雰ぃ」

 

「っていうかお前ら教室で朝っぱらから何って会話してんだっ!!」

 

「どうした、チバカ? そんなに顔真っ赤にして。」

 

「どうしたんですか?」

 

「どうしたって教室でそんな18禁な会話して…ってかおまっ、春華ちゃんと付き合ってんのに更紗ちゃんにまで手を出してるのかっ!?」

 

「とりあえず落ち着け。そんな血走った目でこっち見るな。そしてツバ飛ばすな。」

 

「?」

 

「落ち着けってこれが落ち着いて聞いてられっか!!」

 

「お前のお目出度いピンクの頭にも分かるように、俺が説明してやるから一旦座れ。」

 

「チッ、わかったよ。」

 

「そこじゃない。」

 

「へ? 椅子に座ったぞ?」

 

「床に正座だ。ドアホ。」

 

「ひでぇっ!!」

 

「うるせぇ。お前に人権は無い。」

 

「さらにひでぇっ!!」

 

「俺らは昨日行った「イったぁっ!?」」

 

「お前いっぺん死ね!」

 

「ゲフッ…」

 

「ふうくん! そんな思い切りぶったらダメでしょ!」

 

「コイツなら大丈夫だ。すぐに復活する。」

 

「バカ、やろう…いくら、なんでも…急所は、ヤバいって…」

 

「急所を鍛えてこそ真の武人だ。」

 

「そんなこと出来ないから急所って言うんだろうが!」

 

「ふむ、それもそうだな。」

 

「お前…」

 

「ねぇ、いつまでやってんの? アンタら。」

 

「あぁ、そういえば説明するんだったな。」

 

「あ、そうだ! お前、話逸らすなよ!」

 

「アンタのせいだからね、話が逸れたの。」

 

「へ?」

 

「次、その口から一言でも言葉が飛び出たらその数だけ骨を折るからな。」

 

(コクコクッ)

 

「昨日は更紗と皐月たちのライブに行ってたんだよ。激しかったのはライブ。一周年は結成。狭いのはアイツらが演奏したライブハウス。好きなのは雰囲気だ。理解したか? カス。」

 

(コクコクッ)

 

「ってかさぁ…更紗は天然だけど、アンタわざと主語抜いて海斗に聴こえるように喋ってたでしょ。」

 

「?」

 

「何故に断定系なんだ。」

 

「だって、そうでしょ。」

 

「…まァな。面白そうだったし。」

 

「なっ!? 手前ぇ…ギャァァァ〜」

 

「喋ってんじゃねぇよ。」

 

「グギャァァァ〜〜〜〜〜〜」

 

「相変わらず鬼ね、アンタ。」

 

「コラ、ふうくん!」

 

 † 

 

【3―Cの会話】

 

「ねぇ春華。」

 

「何かしら?」

 

「国枝さんとアイツっていつも二人でいるけど彼女としてはどうなのよ?」

 

「うーん…風樹ってモテるから他の女の子への牽制になるし…それに絶対更紗には靡かないわよ。私が死にでもしない限りね。」

 

「始めのノロケは置いといて、絶対靡かないとは随分強気ね。何? 女として勝ってるって意味? それともそんな度胸はアイツには無いってか?」

 

「両方違うわ。今の風樹にとっての更紗は兄妹同然よ。姉弟でも同じね。」

 

「いや、それ文字面で見ないと分からないから。」

 

「まァ、それはさて置き…」

 

「で、“今は”ってことは昔は違ったの?」

 

「…まァ、いろいろね…」

 

「ふ〜ん。それでどんなことがあったの?」

 

「えぇ? 普通流し目で窓の外見たらいろいろ察して引かない?」

 

「普通はね。でも、私って興味持ったことには貪欲なのよね。」

 

「普段は無関心なくせに…」

 

「あんたのノロケに興味は無い。でも、今回のはあわよくば次の歌詞のアイディアにしたいと…」

 

「コラ」

 

「じょ〜だんよ、じょ〜だん。チッ」

 

「最後の舌打ちは何かしら?」

 

「痛っ!? あたたたっ…アンタの握力バカみたいにあんだからアイアンクローはやめてぇ〜〜〜」

 

「ふぅ、まァいいわ…」

 

「ハァハァ…さて話の続きをドウゾ。」

 

「あんたのそれ、筋金入りみたいね…」

 

「で? 何があったのさ、アンタらに?」

 

「別にただの痴情のもつれよ。」

 

「へ? アンタらみたいに仲良しにそんな過去があったの?」

 

「だから、いろいろよ。」

 

「ねぇ〜教えてよ〜。」

 

「あんたキャラ変わってんわよ。」

 

「さっさと話してよ。のらりくらり逃げても私は諦めないわよ。」

 

「ん〜風樹と付き合い始めたのって中学2年からなんだけど、中学3年の時にいろいろとあって一度別れたのよ。」

 

「いろいろ?」

 

「そこは言えないわ。私だけの判断で言っていいもんじゃないしね。」

 

「ん〜なら仕方ないわね。続きを…」

 

「で、紆余曲折を経て風樹は更紗と少しの間だけ付き合ってたの。まァ結局は私とよりを戻した結果になったんだけどね。」

 

「なんで国枝さん付き合ってすぐに別れたのかしら?」

 

「更紗と付き合ったのは一番身近な女の子だったからじゃない? 更紗も風樹もお互いに特別な存在だったしね…」

 

「今は恋愛感情は無いのかしら?」

 

「さぁ? でも風樹も更紗もお互いに親愛しかないって。付き合ってた時にいろいろあったみたいよ?」

 

「じゃぁどうやってより戻したの?」

 

「それは私が荒れたからよ。相当病んだし…風樹も似たようなものね。」

 

「へぇ…二人ともそうゆうことにはならなさそうなのに…」

 

「私たちだって人間だし、中学生にそんなん求められても…」

 

「そりゃそうだけどさぁ…」

 

「さて…こんなとこだけど満足した?」

 

「満足した訳じゃないけど…いいわ。」

 

「あっそ。」

 

「あと皐月からも訊くから。」

 

「は?」

 

「皐月〜こっちきな。」

 

「は? なんだよキョウ。」

 

「んや、国崎と春華の中学の別れた時のこと訊きたくて…」

 

「あぁ…あの『ファースト・インパクト』な」

 

「なに? その『ファースト・インパクト』って?」

 

「二人の痴話喧嘩の被害が尋常じゃなかったことからついた呼称だ。」

 

「尋常じゃないって…どのぐらい?」

 

「当時の教室が半壊に廊下数メートルも半壊、負傷者も多数。」

 

「は、半壊って…」

 

「椅子と机が飛び交う戦慄の一時だったな…窓ガラスは全部割れるわ、フレームも歪むわ、天井は穴だらけ、リノリウムの床は粉々に砕けるし、廊下側の壁は崩壊…」

 

「それはまた…」

 

「そんな引いた目で見ないでよ!? 若気の至りだったんだから…」

 

「とりあえず春華と風樹は怒らすなよ。キレたコイツらは俺でもヤバい。」

 

「皐月でもヤバいって…」

 

「今暴走したら確実に『サード・インパクト』になるだろうな。」

 

「え? 『セカンド・インパクト』もやったのっ? と言うかアンタらは使徒か…」

 

「風樹の家が半壊だ。一階のリビングやキッチン辺りはほぼ全壊だったな…」

 

「春華…」

 

「もうやめて…」

 

「あ、もうバイトに行く時間だ。じゃあな。」

 

「あ、また明日。」

 

「ちょっ、このクソ皐月!! 後で覚えてなさいよ!!」

 

「それ下っ端の台詞…」

 

「ふんっ、あ〜ムカつく…今日は風樹と寝よ。」

 

「オイ、ピンク頭。」

 

「あによ。こんなんヤラなきゃやってらんないわよ。」

 

「アンタねぇ…」

 

「風樹、今夜は寝かせないからね♪」

 

 ・・・

 

「ハックション」

 

「ふうくん、だいじょうぶ?」

 

「なんか寒気が…」

 

「風邪? 今日は温かくしてゆっくり寝たほうがいいんじゃないかな。」

 

「いや、多分これは…身の危険を感じてるんだ…」

 

「?」

 

 †

 

【国崎家の会話】

 

「さて、新聞は、と…」

 

「パパ〜」

 

「なんだ、娘よ?」

 

「なにしてるの?」

 

「ん、世界情勢を見ているんだ。」

 

「よくわかんない。」

 

「そうか…」

 

「おひざ、のってもいい?」

 

「あぁ、いいぞ。」

 

「やった〜♪」

 

「ん、今日はワンポイントの三つ編みか…」

 

「わっ、パパ…頭重い。」

 

「父の重さに耐えるのも娘の役目だ。」

 

「…うん、頑張る。」

 

「よし、頑張れ。(まァ全て俺の膝の負担になるんだけどな…)」

 

「春華、今日の晩飯は何だ?」

 

「わ、くすぐったい。」

 

「あ、悪ィ…」

 

「あなたたちは何してるのよ…今日はスパゲティよ。」

 

「お。」

 

「ほんと?」

 

「えぇ、しかもミートソースよ。」

 

「おぉ。」

 

「やった〜♪」

 

「ぐわっ!?」

 

「あら、見事な一撃ね。」

 

「わゎ…パパあたまだいじょうぶ?」

 

「あぁ…(魅姫の言葉に悪意は無いんだろうがなんかムカつくな…)」

 

「パパ、ごめんなさい。」

 

「いや、大丈夫だ。次から気をつけてくれ…」

 

「春華さん、このお皿はどこに置けばいいですか?」

 

「あ、テーブルの真ん中に置いてちょうだい。あとフォークをお願い。」

 

「はい。」

 

「あなたたちももう準備終わるから席についてちょうだい。」

 

「あぁ。」

 

「は〜い。うぉぉぉ〜〜〜」

 

「…どうしたんだ、魅姫は?」

 

「さぁ?」

 

「魅姫はお肉が大好きなんです。だからだと…」

 

「ナルホドね…」

 

「さて…ユキ、盛り付けしましょうか。」

 

「はい。」

 

「ぅぉ〜〜〜」

 

 †

 

【姫の午睡中での会話】

 

「・・・幸せに暮らしました。おしまい。」

 

「すぅ、すぅ…」

 

「あら、寝ちゃったわね。」

 

「そうだな…それにしても楽しそうに見てたけど、女の子ってやっぱり白雪姫とかシンデレラとかに憧れるのかね?」

 

「さぁ? 小さい頃は私も憧れてたけどね。」

 

「今は白馬の王子様は馬鹿らしいってか?」

 

「いいえ、それもあるけど…白雪姫なんて実母と娘の血みどろの戦いじゃない。」

 

「初版を持ち出してくるか…」

 

「大体王子なんてまだ小さな白雪姫の死体に欲情する死体愛好家ネクロフィリアのペド野郎じゃない。」

 

「いや、確かにそうだけどさぁ…夢の無い話だな。」

 

「そもそも私は待つ女じゃないし、物語の中のお姫様みたいに待つぐらいなら自分で王子ふうきのこと捕まえるわ。」

 

「ソウデシタネ。」

 

「だから私はあまり物語に憧憬を抱いたりはしないわね。」

 

「ナルホドな。」

 

「・・・ねぇ…」

 

「・・・なんだよ、急にしなを作ったりして…」

 

「ユキは友達の家へ遊びに行ってる。ヒメはグッスリ眠ってる。なかなかのシチュエーションだと思わない?」

 

「いや、俺はそうは思わないけど。」

 

「まァ風樹がどう思ってても私は構わないけどね。私は私のヤリたいようにするだけだから…」

 

「オイ。」

 

「さて、一緒にお風呂入りましょうか。」

 

「まだ太陽出てるぞ。」

 

「あら、何か問題でも?」

 

「…ふぅ、わぁーったよ。」

 

「そりじゃあ、ここで背徳感溢れる性行為を…」

 

「ヲイ。」

 

「冗談よ。」

 

「冗談に聞こえないぞ。」

 

「それは置いといて兎に角行きましょうよ。」

 

「まァ…いいけどさ…」

 

「ふんふふ〜ん♪」

 

おしまい

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