5 私はいったい誰でしょう
お久しぶりです。
お待たせしてしまって大変申し訳ありませんでした!!!
よぉし、まずは前世の記憶から。
私の名前は天宮真里
ピッチピチのJK16歳で友達とも仲良く、告白もそこそこされていた。
まあ、少しモテるくらいだったかな?
自分で言っちゃうけど…(ノ≧ڡ≦)☆
そんでもって、両親と2つ上の姉が1人
お姉ちゃんとは仲良しだった。
今頃みんなどうしてるのかなぁ。
てか私、頑張って高校受験したのに…
まだ3ヶ月しか通ってない。
どうしてくれるんだよ!
おっとっと、話がズレてきている。
まずは現状整理っと。
まあ、前世?についてはこんくらいで。
次はこの子について。
名前はマリ....貴族だから家名とかあるだろうけどわかんないや
えーと、歳は5歳くらいだろうか。
そんでさっきの人たちは両親。
あ、名前聞いてないや。
まあ、あとででいっか。
もう1人の人は私つきのメイドってとこかな。
兄弟は……うん。わかんない
メイドがいるってことはお貴族様かな。
周りの人の人柄は良さそうだしまだマシだと思おう。
両親もいい人そうだしね。
そこまで考えたあと、私は窓の外をみた。
うわぁーひっっっろ。
端が見えない。
すげぇーーー!
なんか、前世の私がハマってた乙女ゲームの中みたい。
そういえば、銀髪で青と緑のオッドアイが特徴の悪役令嬢がいたなぁ。
あのゲーム、最後まで攻略したかった。
意外と悪役令嬢が強かったんだよなぁ。
しかも、悪役令嬢が可愛すぎるからなかなか攻略対象が振り向いてくれない…
可愛い悪役令嬢とかありかよ!?て何回も呟いてたっけ。
その上、勉強できるわ魔法も凄いわ。
性格さえよければの完璧令嬢だったしなぁ。
主人公は平民なんだし手加減しろやって何回もキレてたわぁ。
そこまで考えたあと私は鏡を見てみた。
鏡の中には銀髪で青と緑のオッドアイで愛らしい女の子が…………………………………
ちょっと落ち着こう。
深呼吸してー。
スーハー。
もう一度、スーハー。
よし、また鏡を見てみよう。
………………………………………………
マジかよ。
そんなことってありえる!?
まさかの悪役令嬢とかさぁ。
「ふざけんなよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
その日、熱で1ヶ月近く寝込んでいたお嬢様が意識を取り戻したとお屋敷では、どんちゃん騒ぎだった中、そのお嬢様の叫び声が響いた。
いいなぁ。
ちなみに、主人公が銀髪で青と緑のオッドアイなのは私の好みです笑