3 私の家族
間があきました。
忙しいのだぁぁぁ!
「本当に覚えてなの?」
信じられないという顔をしながら、若い女の人が話しかけてきた。
(いや、なんとなくはわかるよ?でも、こんなに若いのかな)
「もしかして、お母さん?」
そういうと、女の人は嬉しそうにした。
「ええ、あなたの母親です。」
やっぱり…… ならば
「お父さん?」
すると、お父さんらしき人も嬉しそうにした。
「ああ、そうだよ。マリ」
まじかー。
私の親ってこんなに若いの?
まあ、私もまだ子供だけどね。
「あの〜、お嬢様。私のことはわかりますか?」
メイドみたいな人が遠慮がちに話してきた。
「すみません。メイドさんということしかわからないのです。」
「いえ、お嬢様。気になさらないでください。」
私が正直に言うと、その子は少しがっかりきた顔で気にしないでと言った。
(それにしても、なぜ私はこの世界に?
というか、この世界はどこなんだろう…
でも、明らかに地球ではない気がするしそれに、私はこの体の持ち主みたいだ。
けれど、私にはこの体で過ごした記憶がないし私が乗っ取ってしまったのかな。もし、これが本当ならば…私は
夢だった異世界転生!
しかも、お嬢様なんて!
周りの人たちが心配しているなか、本人だけはこの先のことを考えてウキウキしていた。
私自身がマイペースなので、書きやすいです笑