第一話 異世界と出会い
才能が無いなりに書いた処女作です。
アドバイスとかあったらしいください。
まだ、なれていないのでゆっくり書くつもりです。
???side
最初の印象は、(美しい。)や(綺麗な人。)だと思った。けど、何も言えなかった。
その人が、あまりにも美しく、光り輝いて見えたからだ。
雨が、辺りをうるさく叩く中、その瞬間だけは音が消えて・・・
彼女しか見えなかった。
~~~~~~~~~~~~~
およそ半日前
草や木々が風に揺れる音で、目が覚めた。
辺りを見回すと、木漏れ日の射す明るい森の中だった。
(ここは、どこだ?
何故、俺はここにいる。)
「ヴッ、頭が痛い?何故急に!!」
それが、一分だったのか十分なのか分からなかったが、
その激痛に耐えるしか無かった。
それから俺は、愕然とした。
(なぜ?なぜ思い出せない?
友人も親も、自分の名前さえも?)
覚えているのは、自分が17歳で、普通の学生として生活した
事ぐらいだ。
だか、その記憶さえまるで、他人の記憶を刷り込まれた様に
曖昧な物ばかりだ。
その影響か、(どうでもいいや。どうせ、思い入れも無い。)と冷めた自分がそこに居た。
(そんな事より、これから如何するか。
しかし、如何歩けばこの森を抜けるんだ?)
まぁ、慎重に行くか。熊とかに会いたくないし。
そして、思いのほか日が暮れてしまった。
仕方なく、近くの木のうろに身を隠した。
(ここは、一体どこだ?
今夜は、眠れないか。さっきから、聞いたことが無い鳴き声が聞こえるしな。)
(ハァ~。気が重い。)
そんな感じで、夜明けを待つことにした。
まぁ、睡魔との戦いだ。
~~~~~~~~~~~~~~
(???
光?てことは朝か。やっぱり寝ちまったな。
襲われなかたから、ここは比較的に安全?運が良かったのか?)
固まった体を伸ばしながら、辺りを見回し確認する。
(まぁ、森だよな。
腹も減ったし、のども渇いたな。何もないけど。)
早く森から出るためにまた歩く、獣道を見つけそれを辿ると事にした。
途中で、何かの木の実を見つけるが、見たことが無かった奴だから諦めた。腹減った。
しばらく歩くと、せせらぎの音が聞こえるので足を早める。
ようやく川についた。
のどの渇きを我慢出来ずに水を口にしてから固まった。
(あぁ?)
「て、何でこんなに小さくなってんだ!?」
川には、幼い子供が映っていた。
(どう見ても、子供だ。
それも、7歳かそこらだ。10年くらい若返ってるし。
このせいで、疲れやすく我慢が効かない訳だけ。)
(ヤバい、こんな事に気付かないて思いのほか俺、パニックってるのか!?
そうだ、水も確認し無かったな。)
(ハァ~)
仕方なく、近くの木の下で休む事にした。
せせらぎを聞きながら、疲労と睡魔と戦って居ると。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
いつの間にか雨が降りだしていた。天気雨だ。
(いつの間降りだんだ?まぁいいや。
よく考えたら、俺自身死んだのかさえ分からないままだ。)
などと、考えながらうとうとしていたら
「君は、こんな所で何をしているの?
親は?道にでも迷ったの?」
と、突然
声をかけられ、驚き振り返ると
驚き以上の事に固まった。
そこには、一人の女性が立っていた。
身長は高く170~175㎝くらいだろう。
手足は長く細すぎず絶妙な太さだ。防具の上からも分かる大きすぎないが充分にある胸、ベルトで分かるくびれ、腰のを押し上げる臀部、そこに続く柔らかくも引き締まった太股水を弾きながら
見え隠れした。
雨で、張り付く美しいプラチナブロンドの髪をかき上げて こちらを見ていた。
その瞳は、蒼く透き通る様に澄んでいながら強い意志が分かる
深い色合いで、静かな湖面の様に俺映す。
すべてを、見透かしそうな瞳だ。
鼻も筋が通っており、唇は瑞々しく柔らかそうだし。
肌は、「シミもなく初雪の様」と言うが、それ以上に
美しく例えようがない。
雨の雫が光り輝いて、その姿はとても神々しく。
そんな人から突然声をかけられたら、誰しもこの場で
固まって居ただろう。
などと、思った。
(あの耳の形、人のそれと違うな。
エルフて、やつか?もしそうなら、ここは異世界か?)
「???
なぜ、なにも答えてくれないの?」
(マズイ、素直に「異世界からきた。」
なんて言えないし。
話さないと、情報収集も出来ないわけだ。まぁ、この人がいい人なのか分からないし。どちらにしても、リスクが高そうだ。)
「えぇ~と。親は、はぐれてしまって。」
「嘘ね。」
(・・・え?)
「どうして?」
「目の動きと、雰囲気と。」
俺に、微笑み
「勘よ。」