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ミラー

作者: 粥ころ

感情の定義がわからない。

嘘でも笑顔を貼り付けていればそれは楽しいという感情なのか。本心でなくても嫌悪というものを無理矢理体に叩き込むのは感情なのか。


愚問だ。


きっと、そこに「嫌だ」や「嬉しい」等の気持ちが存在する限りそれは感情に過ぎないのだ。


君はさ、

私の事が好きだと言ってくれるけどもそれはどういう私?笑顔の私?泣いてる私?それとも無表情?絶望の一言?

全部おしえて、全部見せてよ。私にさ。


私だけに。私の為だけに苦しんでたり私の為だけに喜んだりする。そんな一喜一憂を、直接私に魅せて。


「曖昧なんだよ、あんたの言葉は。」

それが安心する癖に。

「全部信じられない。」

嘘だ、信じたいんだろ。

「馬鹿らしい。」

それは君だ。


本当の事を言えば楽になれるのに、吐いてしまえば綺麗な過去となるのに。反転した想いしか言えない君は実に馬鹿らしい。そうさ。


「全部嘘で塗り換えたいでしょ?」

君だって、欲望に忠実なはずだ。

「ねぇ」



私。

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