花火大会の夜に
前回も書きましたが、恋愛小説を書くのは苦手です。今回もこれでいいのか正直不安です(笑)いつ終わるのか予定も無く、行き当たりばったりな部分も少しあったりします(笑)今回も、楽しんで頂けると嬉しいです(*^_^*)
「小夏! 花火大会一緒に行かねえ? 夏木も一緒にさ!」
「あ……うん」
「花火大会? 何それ面白そうじゃない!」
「んじゃ決まりな! 今日、6時学校前集合!」
「りょーかーい!」
「……うん」
花火大会に行くなんて何年ぶりだろう。それも、誰かと行くなんて。
少し胸が高鳴ってワクワクする。
「あ、おーい! 小夏くーん!」
「夏木さん!」
「って涼まだなの?」
「そう……みたいだね」
「アイツ自分から誘っといて一番遅いって何なのよ!」
「……うんそうだね」
少し胸が苦しい。別に体調が悪い訳じゃないけれど何か胸が締めつけられる感じがする。
「小夏くんどうしたの?」
「ううん……何でも無いよ」
下手な作り笑顔を浮かべた僕を夏木さんは変だと思っただろうか。
もう少し、二人でいたい。
その気持ちが僕の中で大きくなっていく感じがする。誰かと一緒に居たい。そう思ったところで、誰も叶えてくれない事はもう分かっているはずなのに、それなのに夏木さんならこの願いを叶えてくれるんじゃないか。そう期待してしまう僕が、何度も裏切られているのに信じてしまう僕が、僕は嫌いだ。
「小夏くん?」
「……いたい……」
「?」
「もう少し二人でいたい」
「……小夏くん」
「っ……」
言ってしまった。言っちゃいけない事なのに言ってしまった。
後悔と恥ずかしさが込みあげてきて夏木さんの顔を見れない。
顔が熱い。鼓動が速い。息が荒い。どう言い訳しようかと思っても、頭の中は真っ白で何も考えられない。
ありがとうございました!
楽しんで頂けましたか?こんな拙い小説ですが、楽しんで頂けた方が一人でもいて下さると嬉しいなあと思いながら書いています(*^_^*)
次回も頑張って書きますので、これからもよろしくお願い致します!