第14話
短くてすみません。
魔王ーーヴォルディアの仲間になった次の日、私とヒマリは、光魔法と水魔法を掛け合わせて、虹魔法として使えないか、話していた。
「虹は疲れるんだけどね〜」
「ただの虹だと、遊ぶ用にしかならないよね」
「「………」」
「ルルリ、虹って一色ずつで使えたらしないかな?」
「一色?」
「うん、普通の光魔法って白い光じゃん?それをルルリの水を通すことで色を変えられたら強くなるんじゃないかって思って」
「確かに。屈折角によって色は変えられるから、虹は7色。ならできるかも…」
「ルルリ、やってみようよ!まずは赤でいい?」
「うん!」
私は水滴の形を変えてレンズになるものを作る。ヒマリは光の入る角度などを調節する。
「赤ね。準備はいい?」
「うん。いつでも」
ヒマリが、霧の中に光を入れる。すると、目の前に赤く光る。
「え、あっつ!?」
「この光から熱が出てる!ヒマリ、1回やめよ?」
「う、うん。それがいい」
「何さっきの…めっちゃ暑くなかった?」
「私も暑かった…きっと赤色は熱なんだね…」
「だね。ってルルリ!?大丈夫?顔色悪いよ?」
「ちょっと疲れたかも?でも大丈夫だよ、次の色試そ?」
「ううん、ダメ〜!ルルリは二人で虹を作る前にもたくさん練習してたでしょ。今日は終わり!ルナリスに報告しに行こ。」
「まだ大丈夫なのにー」
そういいながら私はヒマリに引っ張られつつルナリスの元へと向かう。
「ルナリスー!ルルリが…」
「え、ルルリが?どしたの?!」
「倒れそうになるまで、平気な顔して、練習してたし、何も言わなかったんだよ〜?これはルナリスのお説教じゃない?」
「そうなの?ルルリ?」
ルナリスは笑顔で聞いているけど目は笑っていない。
「ルナリス?目が笑ってないよ?」
「あれ、そうだった?ごめんね?」
と言ってルナリスはちゃんと笑い直した。
「あ、ルナリス、私たち強くなったんだよ!ね、ルルリ!」
「うん、そうなの」
「へぇーどんな魔法が使えるようになったの?」
「ふふ、見せてあげるよ。ちょっと暑いけどね。ルルリは大丈夫?」
「うん、大丈夫。ルナリスにも見せたいし。」
「じゃあ行くよ~」
「はーい」
私が霧を出す。そこにヒマリが光を入れる。すると、さっきと同じように赤く光るところから熱が出てきて暑い。
「あっつ!!もういいよ、ありがとね」
「どういたしまして!すごいでしょ?」
「うん、これは攻撃にも使える強さだよ。暑いって言われたから遠くにいたけど全然暑かったし。」
「良かった…」
本当はもう体は限界で、立っているのがやっと。必死に隠しているつもりだけど、それを見破っているかのようにヒマリを怪しげに私を見ている。
「じゃあルルリ、ルナリスに魔法も見せれたことだし、部屋に戻って寝ててね〜。」
「うう…」
私には抵抗する力は残っておらず、大人しくヒマリの背中に乗るしか選択肢はなかった。
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