第10話
「水属性っぽいってどうゆうことなんですか?」
私は気になったことを聞いてみた。
「水属性っぽいというのはルルリ様のクリスタルの色が普通の水属性よりこく、透き通っていたからです。詳しいことはまだ調べ中で分かりませんが。」
「ありがとうございます」
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部屋に戻った私はルナリスとはなしていて、聞き忘れていることに気づいた。
「そういえば、ルナリスって誰なの?」
「ルナリスはルナリスだよ。まぁ伝説の白猫って言われていた時期もあったけど〜?」
ルナリスは少し誇らしそうに言った。
「え!?すごいルナリスー!」
ルナリスの言葉にすぐに反応したのはヒマリだ。
でもその前に……
「伝説の白猫って何?知らないのって私だけ?」
「ううん、私も知らないよー。何なんだろうね?」
ですよね〜。うん、ヒマリが知らないことはほとんどわかってたけど。
「え〜知らないの?じゃあここ図書館ある?図書館にならあると思うよ〜」
「じゃあ行ってみよ、ルルリ!」
「うん」
久しぶりに来た図書館は相変わらず広かった。
「やっぱ広いね!」
隣のヒマリも同じことを考えていたようだ。さすが双子、ちょっと嬉しい。
「この広いところから探すのか…」
「大変だけど、宝探しみたいで面白いかもよ?」
「そうそう!」
テンションが下がる私をふたりが励ます。珍しい光景だ。
「あ、ほらここ!初めて図書館に来た時に事件が起きたところじゃない?」
「ほんとだ。なつかしい。2年くらい前だっけ。」
私は1冊の本を手に取る。
「あ、ヒマリ、この本じゃない?」
「ほんとだ。ルナリスの絵が書いてある。」
私が手に取った本は表紙に白い猫が描かれている本だった。私はページをめくっていく。この本は水をあやつる白猫が大戦のあとで苦しんでいた人々
魔法で救い、伝説の白猫と呼ばれるようになった。という話がおとぎ話としてのっていた。
「おとぎ話だけどルナリスが言うには本当なんだよね?」
「そうだよ。昔過ぎておとぎ話になっちゃったみたい」
「あの…ルナリスって何歳なの?」
「ヒマリ、知ってる?女の子に年齢は聞いちゃダメなんだよ?」
「何言ってんの。ルナリスは女の子って年齢でもないだろうし、猫でしょ。」
「うぅ…ルルリがするどい〜」
「それはそうと、ルナリス、魔法が使えたなんて、すごいね!」
「ありがと、ヒマリ。褒めてくれたから見せてあげよう!」
ルナリスがそういうと、2人と1匹の目の前に踊るように浮かぶ大小様々な水滴が現れた。
「きれいだね。すごいルナリス!」
「えっへん!ルルリ褒めてくれてもいいんだよ〜?」
「ルナリス、私に魔法を教えてくれない?」
「もちろん!ヒマリにも制御のコツくらいなら教えられるけど?」
「ありがとう」
「すごいねルルリ!私も少しやってみようかな?」
「じゃあ早速部屋に戻って練習しよう!」
「なんか、ルナリスの部屋みたいになってるけど、私の部屋だよ?」
「まぁまぁ細かいことは気にしないー!」
「はいはーい」
「まず、ルルリは水、ヒマリは光を出してみて。」
「「はーい」」
これは2人とも簡単にできた。初めて魔法を使ってからふたりでこっそり練習してたし。
「うんうん、上手!今のままだと量が多いから次は少しだけ出す練習!コップ一杯分くらいにね。」
これが難しかった。たくさんの水をドバーっとはできるのに、少しづつ出すのが難しい。私が苦戦している隣でヒマリはもう次のステップに進んでるし。
「じゃあこれで今日はおしまーい!私は寝るから明日になったら起こしてね〜」
ルナリスはそういうと私の布団にもぐった。
私はヒマリに負けたのが悔しくて、ルナリスが寝たあともまだ夕方だったので練習を続けることにした。だんだん量は少なくできるようになったけどやっぱりバケツ一杯は出来る量だ…。すると、急に私の視界が揺れた。
あ…やばい…… そして私の意識は途切れた。
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目を開けると、ヒマリが心配そうにこちらを見つめていた。
「ルルリ、大丈夫?」
「うん、大丈夫。ちょっと練習しすぎちゃったみたい……お母様とお父様もこのこと知ってるよね…?」
「うん…もうすぐ来ると思う」
部屋のドアが開き、お母様が入ってくるのが見えた。
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