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第2話:こんな姿で大丈夫か?

「ふぁ~…もう朝か。仕事行かないと…」


いや待て待て待て、俺は仕事に行かなくていいんだよボケ! 俺は異世界にいるんだから。でもゲームできないの寂しいな…

ま、今起きてることがゲームみたいだからいっか。とりあえず朝飯でも食うか。


「えーっと今日の朝ごはんはそこら辺の草をそこら辺の石の上で焼いたものと、昨日の残りの肉か。なんでちょっとバランスいいんだよ」




美味かったぁ。転生してからちょっと若返ったかな? そんなことねぇか。そんなことより早く王国に行かなきゃだな。こんなブッカブカのシャツとスーツじゃマジで戦闘に不向きだしな。あとやっぱ体縮んだよな?

でも考えついたら即行動! 早速行くぞ!


とは言いつつもそんな簡単に行かせてくれないてますよね〜。昨日あんだけモンスターいるなら今日もいるのは当たり前なんだよな。もっと早く気づけば良かったな。


「まぁ朝の運動代わりに戦いながら行こうじゃないの!」




結構長かったけど見えてきたぞ、ナトリア王国の門が!

くぅ~ここまで長かったー! ここに来るまでにレベルも3上がったし結構いい感じじゃないの。

もう目の前と言っても過言じゃないんじゃないの?


更にはここに来るまでにいっぱいモンスターを狩ったからな、結構素材も潤ってきたぞ。これを全部売っぱらえば結構いい装備買えるっしょ。


「ということでー王国に入場!」


すっげぇ! まるで絵に描いた見てぇな異世界の町並み、それにこの活気。こーれは結構発展してる街だな。ということはこの国の王様も居そうだな。ゲームみたいでワクワクしてきたぜ!

でも一旦素材を売ってから服を買いに行きますかね、早くスーツが脱ぎたくてたまらねぇ。




「いらっしゃいませ!」


う〜ん…妻と一緒に買い物に行ったときに何度か連れてこられる事はあったが、改めて見るとどれが何なのかわかんねぇな。男と違って下着の種類が多すぎるんだよな。俺らはシンプルなデザインが多いからあまりこういうのに困らないんだけど、女物となると柄だったりとかも入ってくるんだよな。俺はどれでもいいが…


「なにかお探しですか?」


「あー下着と、あと動きやすそうな服ってありますかね」


「そうですね〜…お客様のバストが見た感じC~Dくらいな気がするんですけど。そうなってくるとあちらのコーナーの物ですね。動きやすい服となるとあそこのオーラシリーズの物になってきますね。良ければ私がコーディネートいたしましょうか?」


「あ、お願いします」


こういうのはプロに任せるべきなんだよ。俺は女のファッションにはあまり詳しくないんでね。それに異世界の服装がどういうのが流行りなのか知っておきたいしな。これで俺が選んだのが流行を外れまくっててそこら辺の人に笑われるのも嫌だしな。


「了解いたしました。私がお客様のスタイルに合う服をご用意するので少々お待ち下さい!」


結構自身がありそうな声量だったな。多分そういうことをいっぱいやってきたんだろうな、店内も結構きれいで明るい。だけど現代みたいな化学繊維の服は無さそうだな。ということは技術は現代より下なのか? まぁ魔法とかもあるだろうしそりゃそっか。


街並みも日本より外国っぽいレンガ造りの家が多かったし、道もレンガで舗装されてたな。この世界はレンガがよ一番便利な健在なのか、ヨーロッパの国みたいだな。


「お待たせいたしました! 試着室はあちらにあるので試着してみてください!」


「あぁ、はい。ありがとうございます。ではちょっと試着してきます」


はっや! 思ったよりも早かった。お待ち下さいって言ってから30秒くらいしか経ってないだろ。もしかして自身の服を選ぶセンスに自身があるとかなの? まぁ俺はよく知らないから何も言えないけど…

というか重くない? え、もしかして文鎮とか入ってる? それとも俺が服を知らないだけ?

まぁきっとそれも考えながら選んでるだろう。とりあえずあの店員さんを信じて着替えてみるか。


えーっとこれどうやって着るのが正解なんだ? ここがこうで? ここに腕を通して? もうわかんねぇな。いっそのこと店員さん呼ぶか? いいやなんかそれは嫌だ。いくら同性だとはいえど心は男だし、恥ずかしいもんは恥ずかしいな。どうにか一人で頑張るか…


「お客様。ちゃんとお着替えできますか? その服はちょっと着るのが難しいので大変だったら言ってくださいね」


「はい、わかりました!」


やはり遅くなると疑問を抱かれるか…こうなったら俺の勘とニュアンスでどうにかするしか!



「おー! お似合いじゃないですかお客様」


「そ、そうですかね?」


「えぇ、それはとても。どうします? その服ご購入いたしますか?」


「それじゃあこれをください」


「かしこまりました! 会計はあちらで行いますので行きましょうか」


この着方で正解だったのか。余計なところに装飾とかあるせいでどう着るのが正解なのかわかんねぇじゃねぇかよ! この服の制作者は装飾いっぱいじゃねぇと落ち着かねぇのかよ。


「では会計が21410テラスになりまーす」


テラス、この世界における通貨のことらしい。日本と似ていて札と硬貨の二種類が存在している。さっき素材を売って42010テラスもらったから足りるな。

でも落ち着かねぇなぁ。女の下着ってこんなもんなのか?


「えーっと…これとこれと…あとこれで」


「はい、ちょうどお預かりいたします。ありがとうございましたー!」


「どうも〜」


これでとりあえず動きやすくなったな。それにしてもへそとか肩とか出てっけど案外寒くないもんだな。なんならスーツのほうが寒かったな。そういう素材でできてんのかな。でもこんな姿で大丈夫か? 防御力あんまりなさそうなんすけど。まぁ動きやすいならあとは俺の技量次第か。

だが俺はここで謝らなければならない事がある。いくら体が女でも心は男。だから男の本能には抗えないっていうか…本当に無意識だったんですよ! 気づいたら自分の胸を揉んでましてですね…本能って怖いなって思いましたよ。本当に悪意も下心もないんです!


謝罪も済んだところで次は宿を探さなきゃだな。ゲームだったらだいたい街入ってすぐ、もしくは王城の近くにあるんだけど…

見当たらないな。まぁ現実はそう上手くいかないですよね。都合よく転生して、都合よくスキルもらって、都合よく助けてもらって、そんなのはあくまで偶然に偶然を重ねた結果。こんな簡単に物事は進まないってことですよ。

ということはやることは一つしかねぇよな?


「この服の動きやすさを確かめよう!」


とりあえず通気性はとてもいい。これなら暑いところでも涼しそうだな。髪も結ったから戦闘の邪魔にはならない。結び方があってるかは別とする。そしてがーたーべると?っていうやつもおまけされたから着けてみたが…これいるのか?よくつけてる人いるけど結構締まって動きづらそうじゃないか? でも締まることによって足の力が強くなったり…しないな。しかもなんだっけこれ、なんとかソックスも片足しかないのがなんか落ち着かないっていうか…靴下って両足に履くもんだろ。でもそんなつべこべ言ってても結局は動きやすさ。とりあえず戦ってみないとわからんな。

さてと、それじゃあ敵でも探して試しに戦ってみますか。





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