第1話:とりあえず現状確認
まぁ意味わからん事になったが現状確認だ…
俺は死んで、そして転生して、女神の趣味で女に?
マジで何も理解できん…
とりあえずステータスでも見とく?
====================================
《ステータスを表示します》
アルーナ・デロ………… Lv.1
役職:剣聖 剣、双剣、刀、銃剣使用時に全ステータス上昇
HP:413 魔力:3012
筋力:221 防護:136
俊敏:191 堅性:102
====================================
名前長すぎて見切れてんじゃねぇか。
まぁそこはいいとして…なんでこんなゲームみたいなステータス画面なんだよ。
あと見慣れたステータスの中に見たことない奴いるんですけど?
堅性ってなんだよ。
堅い可能性ってことか?
====================================
堅性:受けたダメージのうち、値の分だけダメージを引く。
====================================
なるほど…つまりは確定カットダメージ量か。
結構耐久もあるっぽいし結構強気に攻めれるな。
そして極めつけはあのジョブ!
刀とか剣とか好きな俺にぴったりじゃねぇか。
テンションが上ってきたところでスキルを…
====================================
《スキル一覧》
見極め:対象の一部のステータスを確認可能(自動発動)
探知:魔力を感じ取ることで周囲の物体を検知可能
====================================
あーん、スキル自体は少ない感じね…
えーっと他の項目は…特性とパッシブか。
====================================
《特性、パッシブ一覧》
特性:時空の加護
スキルクールダウン30%減 持続時間30%増
時空からの干渉に耐性を会得
空間の加護
1秒触れたものを武器に変換可能。
空間からの干渉に耐性
追憶の記録
記憶からスキルを会得可能。
物理法則を外れるものは不可能。
習得はランダムで一度使うとそのスキ
ルが進化するまで再使用不可
通訳:どんな言語も簡単に理解して学習可能。
パッシブスキル
なし
====================================
なしってなんだよ。
じゃあ表示する必要ないだろ。
まぁ加護の内容自体は結構強いけどさぁ、時空とか空間とかの干渉ってなに?
え、時間止められたり空間ごと切られたりする可能性があるってこと?
えー怖すぎなんですけど?
まぁ結構なことがない限り死なないかな。
でもなぁ…目線を下に移しちゃうとなぁ…
結構重いんだなこれ。
妻の言葉を今更になって理解したよ。
これは肩凝るわ。
とりあえず前みたいに動けるようにならないとなぁ。
いくら俺がVRゲームを馬鹿みたいにやってたとしても体の基礎が違うからなぁ。
というかやっぱ飲み込み早すぎない?
スキルとか見てすぐ理解できるの普通ならおかしいだろ!
やっぱ俺は廃人なんだな…
とりあえず準備運動からだな。
今まではゲームだったから大丈夫だっただけでここは現実だしな。
さーてここで準備運動のラインナップをご紹介しましょう。
えーまず腹筋から〜
「1.2.3………」
駄目〜!
おっかしいなぁ、全然起き上がれない。
やっぱり筋肉が男と比べて少ないのかなぁ。
でも女の人でも腹筋割れてる人いるしな、できないことは無いと思うんだけど。
もういいや、これは諦めて…試したいことがあるんだよな。
この木でいいかな。
えーっと木に触れて1.2.3…
お、できた。
空間の加護って結構便利だな、しかも出来も悪くない。
木刀にしては結構丈夫そうだし握り心地も悪くない。
重くもないししばらく愛用しようかな。
でもインベントリ無いのかよ!
普通あそこまで行ったらあると思うだろ!
これじゃあ武器一つしか持ち歩けねぇじゃねぇか!
まぁ気にしてもしょうがねぇ、とりあえず振ってみるか。
「ふっ! せい! ていやー!」
気が散る〜。
振るたびにバルンバルンに揺れるし、横に振ったら当たるし。
これじゃあゲームみたいな戦い方はなかなか難しいぞ?
それに力がないからなぁ…
こんだけ振るだけでもう腕がつかれてきたぜ。
まぁ力は関係ないと言ったらそうなんだけど…
というか体の構造から理解するべきなのか。
それじゃあ失礼して…いや駄目だな。
いくら自分の体でも裸を見るのは気が引けるな…
ん? 草むらから音が…
ギャォォォォン!
「うわぁ!」
なんだよこいつ、多分…敵だよな?
《スキル:見極め発動により対象の情報を表示します》
《ヤングウルフ》
小型の狼型モンスター。
とても弱い。
なんかとても弱いとか書かれてると可哀想に思えるな…
でも初めての敵だ、この体でどこまで戦えるか試してみようか。
とりあえずこの木刀でいいかな。
「それじゃあ可哀想だが、俺の実験台になってもらうぜ!」
ギャ!
早い!
小さいが故に動きが俊敏だ。だがどうやら変わったのは体だけらしいな。
動体視力は健在、動きはよーく見えるんだぜ。
ここ!
ウギャァァ!
よっしゃヒット!
これよこれ! 本来はゲームでしか得られない快感!
俺は今、これを直に受けている!
気持ちえぇぇぇ!
まだまだ! っと、死んじまった。
本当に弱いなこいつ。まさにヤングだな。
《LvUP! 1→2》
上昇に伴いスキルポイントを5獲得。
スキルポイント:各ステータスに割り振ることで自身のステータスを強化可能。
特性獲得:四次元
アイテムを収納可能な空間を開くこと
が可能。アイテムの出し入れは自由。
思ったより早かったな。
インベントリはもう少し遅くて5レベくらいだと思ってたけど、まぁ早ければ早いほどいいからな。
とりあえずこいつから素材でも剥ぐかな。
俺の精肉ゲームの腕前がここで活かされるとは。
《獲得:ヤングウルフの毛皮×3》
ヤングウルフから取れる毛皮。
子供である故のふわふわの毛が特徴。
とても保温性が高く高値で取引されている。
ここってゲームの世界だったりする?
思ったよりゲーム要素多いんだけど。
俺は助かるけどさぁ、他の人だったら困惑してると思うよ?
今気づいたけど俺の服装スーツのままじゃねえか。こんなので冒険してたらせっかくの雰囲気が台無しじゃねえか。
ということで第一目標として服の購入が第一だな。
モンスターを狩りまくってレベルも上げつつ素材収集だ!
よっしゃ、それじゃあスタート!
チャッ!チョァァァァ!
《フレイムラット》
火を纏った小型げっ歯類モンスター。
前歯での一撃は強力で受けたものを骨の髄まで焼き尽くす。
「早速来たー! 俺の経験値の糧となれ!」
《獲得:炎の前歯×2》
まだ熱々の前歯。
暖炉での着火剤などに用いられる。
「やっぱりすぐにレベルは上がらねぇか、まぁまだ一体しか倒してないしな。もっとスピード上げていくぞ!」
《フォレストバット》
主に森に生息する飛行型モンスター。
攻撃力は蟻の涙ほど。
「草原なのにForestとか舐めてんのか? 確かに俺英語苦手だけども!」
とはいえど空中で素早い動きをするやつに刀は当たらない、だからここは武器を変えようか。
「どうせなら木とかじゃなくって…この石にしようか。1.2.3…」
おぉ、双剣も見事な完成度! ここまで精巧に作れるなら応用で何でも作れそうなもんだけどな。
なんで武器限定なんだろう?
「まぁ関係ないけどな!」
チュァァァン!
《獲得:フォレストバットの羽》
とても軽く扱いやすい素材、服などの装飾によく使われる。
「なにこれめっちゃ軽いじゃん! これで武器とか作ったら振りやすそうな武器が作れそうだな」
「ふぅ〜こんなもんかな。たった数時間にしてはかなり頑張ったほうだろ」
====================================
Lv.11
HP:1619 魔力:3391
筋力:681 防護:213
俊敏:241 堅性:341
《スキル一覧》
一閃:横に一振してダメージを与える、確率でクリティカル。
五月雨突き:前方に連続で突き攻撃をする、当たるたびに威力上昇。
ジャストカウンター:あいての攻撃の際にタイミングを合わせることで、その攻撃を無効化し反撃する。
ムーンジャンプ:空中で二段目の跳躍が可能、着地後に3秒間俊敏5%上昇。
《特性、パッシブ一覧》
特性
新たな戴冠:相手との戦闘中に一定時間が立つたびに10秒間筋力100%上昇。
残虐なる光栄:相手を倒すと15秒間俊敏、筋力20%上昇。この効果は累積できる。
パッシブスキル
相反する思想:堅性10%上昇、攻撃を受けた際に5秒間追加で10%上昇、この効果は累積できる。
====================================
やっぱりゲームの世界なのかもしれない。ただただ本物の肉体でやるゲームだろこれ。あとレベルを10も上げたのにパッシブ一つだけ!? もっと貰ったっていいだろ。
まぁ今夜の飯は集まったからいいが、次こんなのがあったら許さんからな!
それにして肩が痛くて痛くて、やっぱ女の人ってすげぇな。こんなのがずっと体についてんだもんな。
しかも下着が男物だからな、だんだん下に下がってきて動きづらいったらありゃしない。
素材も結構揃ったことだし、街にでも行って売り払って服とか下着とか買おう………あ、俺そういえば街の場所知らねぇわ。
なんでだよ! ここまで順調に進んできたのに詰まるのがここかよ!
どうしろっていうんだよ、地図がないからここがどこかわからないし…
ギュールルルル!
「なんだよ今俺は困って…」
ギャァァァン!
あれー? さっきまでこんなにおおきいもんすたーさんいたっけ?
ぼくはねたんちすきるももってるんだけどなー
「ふざけんじゃねぇ!」
なんなんだよ、街の場所知らないで困ってたところにあんなにデケェモンスター出ることある?
咄嗟のことで逃げ出しちまったがドスドス後ろから音聞こえるんですけどー!
しかもあいつの目「あいつうまそうだな…喰うか」っていう目してたんですけど!
俺を喰う気マンマンじゃねぇかよ!
スーツって走りづらいんだよ、こういうときも考えてもっと動きやすいスーツにすりゃあ良かった!
グァァァァl
うっそ! さっきまで結構遠くにいたろ! なんでもう真後ろにいるんだよ!
まずい! このままじゃ喰われ…
「【黎月・宮の舞】!」
グュォォォォ…
「ふぅ、危なかったね君。もうちょっとで喰われるところだったよ」
誰ー? 本当に誰? いつどこから来たんですかね。しかも敵をワンパンしてるし。
俺はもう何もわからん。
「何もわからないって顔してるね。安心して、君の敵ではないからね今のところ」
「助けてくれてありがとうございます。もしあのままだったら死んでたかもしれませんね」
「いえいえ、やるべきことをしたまでですから。それよりも珍しい格好ですね、このあたりでは見ないですよ」
「あぁ…ちょっと遠方から来てるんですよ。でも結構動きづらくて」
転生したときのままの服装とか絶対に言えん。転生なんか信じてもらえないし、信じてもらえたとしても実験台とかにされるだけだ。
「それならこの先にナトリアっていう王国があるのでそこで衣服を購入しては? 結構栄えてる街ですし、あなたのスタイルなら結構似合いそうですよ」
「いえいえ、そんな事ないですよ」
「あ、そういえば自己紹介がまだでしたよね。ここで会ったのもなにかの運命。私はイルザリア王国騎士団長、《レイ・ストラグレイ》。以後お見知りおきを」
「俺…ん゙ん゙、私はアルーナ。好きに呼んでもらって構わない」
「アルーナ…良い名です。それでは私はまだ業務がありますのでこれで。王国まで安全に行けることを願っております」
「助けてくれてありがとうな!」
悪い人では無さそうだったな。それに王国があるっていう有益情報ゲッチュ! これでやっとスーツとおさらばできるのか。 早くこんなの脱いで動きやすそうな服に変えたいぜ。
まぁとにかく今日は寝て、明日王国に行きますかね。美味しそうなお肉もあることですし。まずは火起こしからだな。よっしゃ! 火起こし早く終わらせてさっさとうまい肉食うぜ!




