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吸血鬼と取材  作者: 水嶋


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ご対面

「どうも、ミロからご紹介に預かりました、○○社のライター、三田と言います。」


「どうも、荒木亘と言います。」


「因みに…お幾つでしょうか…?」


「17です。葉野形高校に通う2年生です。」



まさかの高校生だった…


どんな経緯であの不倫スクープ…

あのホテルの動画…

ミロとの関係…


色々衝撃的過ぎてもう…

ミロとの事もあり、大抵の事は驚かなくなっていたが、何から聞けば良いのか軽くパニックになっていた。

中年なのに。


しかも荒木くんは年齢の割に落ち着いている…

と言うか背筋を伸ばして腕を組み微動だにしない。

不動如山、動かざること山の如し…

武士だ…

見た目は綺麗だけど…



「えっと…荒木くん…はミロとどういう関係なのかな?」


「血縁です」


「…」


荒木くんも吸血鬼なんだろうか?元武士の。

でも昼間こうして会ってるから吸血鬼では無いんだろうか?別の妖怪とか何だろうか。


「それでは…今回の川中の不倫スクープ、荒木くんからこっちに渡って来たのかな?」


「そうです」


「どうしてそうなったのかな?」


「元を辿れば…アイツにスマブラを借りた謝礼を求められました。」


「スマブラ…?ゲームの?」


「はい。俺はゲームに詳しくないので、その後も色々オススメのゲームを教えて貰いました」


「荒木くんはゲームが好きなのかな?」


「いいえ。ちっとも」


「…」


意味がまるで分からない…


「借りた時には何も言って来なかったのに、今になって借りを返せと言ってきました。アイツはそう言う奴です。」


「そうなんだね…」


「何かスクープになりそうなネタを寄越せと。」


「ふむ。」


「で、俺は丁度親父の仕事の手伝いで張り込みしてたので、そのネタを渡しました。」


「張り込み!?仕事!?」


「はい。親父は探偵です。その仕事を手伝ってます。」


「へー!」


「依頼は主に不倫の証拠集めが多いですね。」


「確かに、聞いた事あるなあ。探偵ってさほど派手な依頼は少ないって。」


「ですね。で、依頼者は夫だったんですが」


「へー!楠木の方からか。」


「妻が浮気癖があって、離婚を考えていたらしく、証拠が欲しかったみたいです。」


「成る程ねー。まあ元女優だし、家庭に収まるのは性に合わなかったんだろうな。政治家にまでなったしね。基本目立ちかがりだよね芸能人って。」


「ですね。議員になってしまったので、好感度や世間体を気にした妻が離婚にすんなり応じない懸念があったので、離婚せざるを得ない方法を求められていました。」


「成る程なあ。確かママと子供に優しい社会とか何とかをマニフェストにしてたかあの人。不倫はマズイよな。ネタとしては面白いけど。」


「で、言い逃れ出来ない形で世間に公表するって条件でネタを提供しました。」


「成る程なあ。俺も策略に乗せられてた訳か。中々策士だなミロは。」


「ですね。おかげで此方も追加報酬を頂けたんで結果オーライでしたが。」


「でも…一つ気になる事が…あのホテルの中の動画、どうやって手に入れたの?中々難しく無い?どの部屋使うとか分からないでしょ。」


「それは…」






そのタイミングで女の子がやって来た。


「遅くなりました、荒木探偵事務所のアレンと申します。」



「此方は普段は親父の事務所の受け付けを主にしていますが、今回かなり助けられました。」


「えへへ。荒木くんから褒められるなんて珍しいからちょっと変な感じだけど…」


「受け付けの方も張り込みとかするんですか?」


「いえ、今回は私の経験がたまたま役に立っただけですね。」


「経験?」


「はい。昔、とある組に使われてた事が有りまして。」


組…ってやっぱ…反社の事だよな…?


「で、美人局みたいな事をやらされてたんです。やり口はマッチングアプリなんかで客を釣って本番までさせて、その様子を動画で撮影して相手を脅すってやり口です。」


堅気じゃないね…反社だね…反社のやり口だね…


「その撮影用のカメラってどの部屋にもあって、このホテルはよく使わせられてたからカメラを隠してる場所知ってたんです。」


「成る程…」


「大体カメラは囲ってる子と客がやってるものしかすぐに回収しないんで、一般客の画像はメモリが一杯になるまで置いておくんです。」


「それで一回清掃終わった後に荒木くんとカップルのフリをして回収しにいきました。良い感じに撮影出来てましたよ!」



こわっ!

ホテル使うのやめよ…


「まあ、こんな事してるホテルは高木組の息のかかったホテルしかしてないんで安心して下さいね!」


「そっか…良かった…じゃ無くて!今なんて!?高木組って言った!?」


「はい。私が売られて使われていたのは高木組です。」





「高木組…」




ミロは荒木がスマブラ借りてた相手でした。

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