守護鬼
「ふうん。今はお金無いんだ。」
「そう。だからスロットが主かな。それも結局負けてるから今はゲーセンで閉店までスロットしてる。」
「なあんだ。そいつギャンブル好きなら強いのかと思ってた。」
「まあ、アレは良いカモだな、高木組の。親もそれで良いんじゃ無い?高木組に拓人経由で金流せて恩売って拓人もギャンブルしてれば大人しいし。」
「ふうん。ギャンブルしてないとどうなるの?」
「まあ、女だな。アイツ、ギャンブル好きだから避妊しないで妊娠するか賭けたりしてる。真面目な子に手を出すからタチが悪い。結局金で口封じする。」
「もう、生きてる価値ないね。そいつ。」
「それは同意見だな。」
「ソイツがいなくなると三田さんは書きたい記事が出せるかな。ふふふ」
「…」
「僕のお父さんから聞いてるけど…」
「?」
「亘のお父さんが何で警察辞めたか本当の理由知ってるんでしょ?」
「…うん。親父達、誤魔化してたけど調べて分かってた。」
「流石名探偵だね。」
「まだ見習いだけどな。」
「何も悪く無いお父さんを追いやった奴らを許せる?」
「んな訳あるか。」
「じゃあさ。手始めに生きてる価値のないその男は僕が消してあげる」
「…」
「僕は初めて出来た友達にこれ以上悲しい思いして欲しくないからね。」
「どうやるんだ?」
「まあ、任せてよ。ただ亘は何も知らないフリしてくれれば良いからさ。得意でしょ?」
「…」
「今もソイツに張り付いてるんでしょ?そいつがゲームセンターに現れたら教えてね。」
「…分かった」
「じゃあ宜しくね。ふふふ」
「…」
「案外簡単だったよ。呆気なくてつまらなかった。」
「…何があったかは聞かないし知りたく無い…」
「ふふふ、それで良いよ。その内ニュースで知るから。」
「…」
「三田さん今はどうしてる?」
「あの後、会社辞めた。俺が集めた拓人ネタあげた。藤間達とニュースチャンネルやるらしい。そのネタ使ってくれると思う。」
「へえ!僕も応援しに行かなきゃ!場所どこ?」
「○○区△△町…番地…マンション503号室」
「結構遠いなあ。」
「名前変えるから今度からは四谷さんな。」
「ふうん。分かった。」
「まあ、四谷さんもこの先も危険を犯してでも戦ってくんだろうなあ。親父みたいに。」
「亘のお父さんにも心強い味方が出来たね。」
「まあね。同じ辛酸舐めてるからね。お互い無い部分を補える同志が出来たと思うよ。」
「じゃあ、亘のお父さんの為にも僕の大切な友達は僕が近くで守ってあげなきゃね。」
「…」
「じゃあ、また四谷さんが危険な時は直ぐに教えてね。」
「…分かった」
「じゃあね。ふふふ」
今回は謎の拝一刀こと三田父のお話でした。
お父さんは普通の人でした。
三田さんはなんでああなっちゃったんだろ?
お母さんの影響なのかな?
書いてる私も謎でした。
書き出した当初は謎の少年とほのぼの交流ストーリーにする予定だったんですが、記者の設定にしたせいか気付いたら社会派ハードボイルドになってました…
ラストも不穏すぎる…
アサシンバンパイヤが爆誕してしまいました。
大体ラストは楽しくハッピーに終わらせたい派なんですが今回は珍しいラストかもです。
まあこれはこれでハッピーなのか?
しかし設定が拝一刀な時点でほのぼのとは無縁でしたね。あれも復讐劇ですしね。
乳母車に機関銃仕込んで無いだけまだマシですかね。
今回は今まで書いてきた作品の色んな事柄をチョコチョコ入れられて個人的には楽しかったです。
まあ、相変わらずエグい内容も入ってしまいましたかが…
最初は全年齢にしてたんですが、結局15指定に変更になってしまいました。すみません。
この話も「探偵前物語」に近い、三田父の始まりの物語となりました。
この先どうなって行くのか…
荒木には心強い味方が出来たかなと思います。
それではここまでお読み下さり有難うございました!




