ガン
泥臭く生き残る,それを体現したようなやつ
だった。
「うぉぉぉ!」
やつは12歳の時に戦争を経験している。
「ふん」
敵に会った際,石を地雷に投げて敵兵から煙で
視界遮って隠る。
「ウテェ!」
数十人の兵に撃たれても近くの死体の盾で守る。
「うぐ」
その際に肩と脹脛に一発ずつ貰ってしまう。
そして死んだと思い近づく兵士に地雷を投げる。
「まだ生きてやがるぞ!」
まだ来る兵にも同様の手段で殺害すると。
「すすめぇ!」
捕虜を盾に戦車で進みやがる,だが遠くの
木の後ろに隠れている。
「ふぅふぅっっっ」
足に布をキツく巻いてナイフで銃弾を
摘出する。
だが敵は軍犬を投入してきやがる。
「ちぃ,やべぇな」
軍犬に血を嗅がせてこっちに戦車ごと来てやがる。
そこで作戦を考えた。
「よし」
木を横切る瞬間に身を投げ下に潜るのだ。
「よし,成功した」
だが犬が吠える,咄嗟に血の匂い消しのために戦車のパイプを切りガソリンを身体につける。
だがガソリンにも興味を見せやがる。
そしてタイミングを見て川に走る,だが軍犬に見つかった。
バンバンバン。
足を撃ち抜かれながら逃げる。
「いけどりにしろ!」
敵は軍犬を走らせて少年兵を追わせたがマッチで体に火をつけた。
犬は本能で近寄れないため数十の兵士が銃を放つ。
「はぁっはぁっはぁっ」
なんとか逃げ切り,川に飛び込んだ2分後息継ぎで上がると頭を撃ち抜かれた。
「マジか」
川に飛び込んできた兵士を二人殺した。
その死体を盾に逃げ切った。
様々な感染症や傷を負うが生まれつきの
回復力の高さによって生き残った。
現在86歳。
「爺いだから強いんじゃない,強いから爺いに成るまで生きれたんだ」
やつは老傭兵,ガンマンとして仕事をしていた。
「早撃ちと精密射撃制度で俺に勝てると
思うなよ」
なんと彼は50歳の頃の任務で望遠鏡を使わなきゃ見えない程遠くにいた任務対象を風の
荒れて居る日にノールックでヘッドショット
している。
自動装填式パングザード俗に言う改造銃,100発
放てるのだが。
「ふん」
彼は0.00001秒にしてそれを百発百中で的当ての中心に100発放てるような銃の猛者に
なっていた。
【九頭龍街の者達】
今までも彼は遊びじゃなく真剣勝負だった場合,
マンホールをフリスビー投げして回転だけで竜巻を引き起こして直撃したビルを真っ二つ
にするレベルに強かった。
頭蓋骨を含め全身をぐしゃぐしゃに粉砕されても最終的に生還して天満馬王は更なる進化を
するために様々な訓練をした。
九頭龍を完璧に叩きのめしたジャックを見て,
学び,特別な戦闘方法,穴抜拳法と言う簡単に
言えば。
ガラスが割れる要領を使い周波数と音響効果を
組み合わせて共振と言う現象を引き起こせる,
モース硬度を無視して様々な物体を破壊したり,
音速を超えなくても離れた場所にある物体
を破壊したり可能だったり。
この要領の歩法で量子トンネル効果,微弱な
ワームホールを発生させて壁をすり抜けたり
物体をすり抜け回避可能になるような武術に
昇格させた。
それにより虎沢慎吾を攻略して九頭龍を今度は
自身が完全に叩きのめした。
だがやつだけじゃない,他のやつらも強くなった。
荒木麿は更なる高みを目指して鍛えた,現在は,
ガラスを破らずに綺麗に両断可能な剣捌きを
体得した。
個人個人が戦闘機並みの実力を
持って居る勘卦一族親戚を含めた80人を
叩き潰した。
異名は殺戮兵器の兒玉。
「それが本気か?」
肘が完全に入った。
「グハ!」
喧嘩の天才香取千代,悪人狩りに移行した
シンドバッド隊長千代副隊長率いる
新星バイクパンカーズをボコボコにした
酒谷桜。
奥田や田西など数々の壕豪者達を叩き潰した
蒲田丑などなど,皆が強くなって行った。
だがしかし問題を起こすバカどもに仕置き[死制裁]が加えられるのだった。
皆殺しだ,しかもあのジジイ,銃が効かないから
フィジカルと武術だけでみんなを潰しやがった。