第4食 伝説のニンジンソード!?
ある日、ワァナツはどぉなつ星名物の人参狩りに来ていた。
名の通り人参を時間制限以内に無制限で取れるといういいイベントだ。
「人参だらけだーー!!!」
ちなみにワァナツは大の人参好きだ。
なので少しお金を払ってもこの人参狩りに来たそうだ。
「ん...あれは?」
ワァナツの目に入ったのはとてもとても光ってるように見える人参。
即座にそこへ向かうと今日の朝、家を出る前に調べたことを思い出す。
「確か...人参によく似たニンジンソードがあるって見たな......それに値打ちがあるから売れば一生遊んで暮らせるって...」
周りの目を少し気にしてからすぐにバッとその光る人参をカゴに入れた
無事家に帰ると、ポリ子の元へ向かう
「ポリ子ーーー!」
「うわっ、なに急にびっくりした。」
「見ろ!これはニンジンソードだ!!」
「.....は?」
すこし真を置いてからポリ子は疑問に思い聞き返す。
それにかぶせるように再び説明する。
「だーかーらー!!値打ちがすっごいある伝説の!!ニンジンソード!!!」
「あっ...そうですか。」
やはり引いた感じでポリ子は答える。
するとその瞬間にワァナツの持っている人参が光り出す。
「ほら!見て光ったよ!!」
「え、ほんとだ、まさかほんとに!!!」
その様子を横から見ていてたフレンクも声をかけにやってくる。
「よー!何やってんのお二人さん!」
「あ!フレンク!!」
「ポリ子ちゃんもおひさ~」
「フレンクさんお久しぶりです!」
「で、何してんの!」
ワァナツはフレンクに今まで話していたニンジンソードの話を軽く説明する。
フレンクは少し考えた顔でなるほどという表情をしてから口を開く。
「つまりは、それが本物だったら売って一生遊んで暮らそうって話か?」
「そう!で、ポリ子にこれが本物ってことを証明しようと思っててな!そしたらさっき光ったもんだから...」
「まじ!?じゃあほんとに本物なんじゃね?」
「でもさすがにそんなこと...」
再びポリ子が疑い始めるとワァナツがまた証明しようとする
「じゃあほらどうよこれ!」
そういうとワァナツはその人参を振り回し始める
それを見たフレンクが急いで止めようとする。
「おい!本物だったらそうするんだよあぶねぇだろ!!」
「当てないから大丈夫~!」
「私には当てないでよ?」
しばらく振り続けているが音や風を切る様子は本当に剣のような風格だった
ワァナツが疲れると剣を振るのをやめた
その瞬間!人参が金色に光り始めた!!
「こ、これは!!」
「まさかほんとに!」
「どうだ!俺の言ったことは正しかったろ!!」
人参が光り続け、その金に光ったまま!ついに!!ついに...!!!
「...」
「......」
「.........」
3人の目には...ただのオレンジ色の人参があった。
金色に光る虫がいっぱいついてるだけだったみたいだ。
その横をナツ男が通る。
「ふむ...今夜は人参を使いましょうかな。」