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どぉなつ達の日常  作者: ドーナツ
3/7

第2食 ポリ子という学生


「あー学校か...もうちょっとナツ男さんと話しとけばよかったな......」


ポリ子は教室の前で呟く。

若干入ることを躊躇しているようにも見えるが、数秒経つとすぐにポリ子は教室に入った。


「おはよー」

「あ、ポリ子じゃんおは~!」

「ドナ子おはよー」


彼女はドナ子。

世間一般で見るといわゆるギャルと言われる部類だ。

頭は悪い模様。


「ドナ子今日時間通りに来たんだね!」

「あーしのことなんだと思ってんの?」

「うーん、遅刻魔!」

「ちげぇし笑」


まさに朝というテンションで2人は笑い合う

そしてまたポリ子は口を開く


「あーそういえばさ聞いてー」

「ん-?何ー?」

「この間ワァナツと遊んでた時の話なんだけど...」


~~~~~~~~~~


「ワァナツ、そんな警戒する必要ある?」

「ある!ポリ子ちゃんが怪我でもなんでもしたら僕は耐えれない!」

「あぁ、そう...」


ポリ子はなぜかワァナツに守られながら道を歩いている。

ワァナツは張り切った顔で進んでいるが、ポリ子はちょっと引いた顔で見ている。

するとポリ子の目の前に水たまりが!


「はっ!ポリ子ちゃん!危ない!」

「えっ?」


ワァナツはポリ子の目の前にある水たまりに向かって思い切り突っ込んだ。

そのおかげでポリ子は水たまりを踏むことはなかったが。普通にワァナツはびしょびしょである。


「な、なにやってんの...」

「ポリ子ちゃんを水たまりから守ったまでさ!!」

「そ、そう...」


次の日ワァナツは風邪になった模様


~~~~~~~~~~


「ってことがあってさーー」

「何それまじウケるんだけど笑」


そんな話をしていると教室のドアが開く


「はいみんなおはよー」

「おはよーございまーす」


やってきたのは担任のチョゴー先生だ

めちゃめちゃ人気があるわけでもないがそれなりの信頼はみんなから持たれている

基本的には優しい先生


「ホームルーム始めるぞー」


こうしてポリ子の学校生活は始まる

そして授業の準備中...


「あっ!!やばい!教科書忘れた...」

「えまじ?」

「数学の教科書忘れちゃった......」

「これはチョゴー説教ルートかな笑」


ポリ子は少しおびえた顔でチョゴーの元へ向かう

チョゴーは何かと察した顔で話を聞く


「どうしたんだ?」

「数学の教科書を忘れてしまいました...」

「はぁ...またか、それで?どうするんだ」

「えーっと、隣のドナ子に見せてもらいます。」

「そうだな。あまり追及はしないが、次は気をつけろよ。」

「はい...」


しょぼくれた顔でポリ子は自分の席に戻る

ちょっとウキウキした顔でドナ子はポリ子に話しかける


「どう?怒られた?」

「今日は怒られなかったけど次忘れたらまずそう...」

「気をつけなきゃだね~笑」


こういうこともありつつ、昼休みも終わる。


~~~~~~~~~~


「ナ、ナツ男さん...」

「ポリ子さん。」

「それではぁ、誓いのキッスをしてくださぁい。」


ナツ男はポリ子の方に手を置く

ポリ子は緊張しながら気をつむる


「...」

「......」


~~~~~~~~~~


「おい起きろ」

「いてっ!...なんだ夢かぁ、」

「眠くなるのもわかるが寝るんじゃないぞ。」

「はーい、」


チョークを軽く当てられて起こされる

あれが現実だったらよかったのにーという風にポリ子はまたペンを握る。

そして学校も無事に終わり、下校時刻


「ねーポリ子ー?」

「ん~?どしたの?」


帰りの支度をしている時にドナ子がポリ子に話しかける

そのままの流れで元気よりドナ子は続ける


「今日さ一緒に帰ろうよ!」

「あーーー、まあたまにはいいね!帰ろ!」


ノリよく返事をしてポリ子はドナ子について行く

しかし家とは全く違う方向にドナ子は向かって行く


「ねぇ大丈夫?家と全然違う方向進んでるけど、」

「だいじょぶだいじょぶ!!着いたらわかるよ!」


そう言って止まることなくドナ子は進み続ける

少し不安な顔をしつつ、それでもポリ子はついて行く

そのまましばらく歩き続けるとあるところに到着したタイミングでドナ子は足を止める


「ここって...」

「この間新しくできたクレープ屋さんだよ!一緒に食べたかったんだ!」

「言ってくれたらよかったのに!」

「サプライズだよっ!ほら、買おう?」


二人はにこにこしながら店へと向かい、それぞれ好きなものを注文した。

クレープをもらうと近くにあったベンチに座る。


「んっ!美味しいこれ!!」

「あーしのバナナのやつも美味しいよー!」


笑い合いながらベンチに座ってクレープを食べている姿は周りの目も少し奪ってしまうほど輝かしかった

また一緒に帰りたいなと思うポリ子であった


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