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8話

また長くなってしまったのでゲームが始まらない...

「ただいまー」

買い物をして帰るころには17時を回っていた。

二階にカバンと機材を置きに行き、一階のリビングへ入る。

「あ兄ちゃんおかえりー。遅かったね」

とソファーの上でごろごろしている妹が話しかけてくる。

「ゲーム買いに行ったろりご飯食べに行ってたらこんな時間になっちゃったんだよ」

「ゲーム買いに行ったの?珍しいね。それで?お土産は?」

「ふっふっふ、今日はとんでもないものがあるぞ!何かは内緒だけどね」

と言いながら冷蔵庫に袋ごとしまい込む。

「え?なになに?気になる!」

と体を起こしてこちらを見てくる。

「まぁまぁ、楽しみにしてなって。今日親父は?」

親父は朝出社が遅い分、退社時間がまちまちなのだ。

「さっき連絡来たけどまた帰り遅くなるってー」

「そかそか了解ー。晩御飯どうする?」

冷蔵庫を物色しながら聞くと

「簡単に野菜炒めにしちゃったー」

と言われコンロの上のフライパンを覗くと野菜炒めが入っている。

「もう作ってくれたのか、ありがとうな。少し早いけどご飯にしようか」

コンロに火をつけ温めると共に食べ終えた後すぐにお風呂に入れるよう電源を入れご飯の準備をする。


------------------------------------------------------------------


「「ごちそうさまでした」」

「デザートはどうする?今食べる?それとも風呂出てから?」

ご飯を食べ終えキッチンへ食べ終えた皿を運びお湯に浸す。

「先にお風呂入ってくるね」

と足早に鼻歌を歌いながらリビングを出ていく。

「あいよ」

と見送り使った食器を洗い干しておく。

「そうだ、今のうちに本体登録だけでもやんなきゃな」

ゲームはないからとんでもなくむなしいが。

自室に戻り機材の箱を開けると、ヘルメット型のVR機器のほかにラッピングしてある袋を見つける。

「ん?なんだこれ?」

と疑問に思いながら開封していくすると中にはYGYWOnlineのゲームパッケージが入っていた。

「え!?なんでこれが入ってんの!?」

と驚きながら袋からパッケージを取り出すとひらりと一枚の紙が床へと落ちる。

その紙を見てみると皇さんからのメッセージであった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

ヤッホー!涼君見ているかい?

どうだい?驚いてくれたかな?

ちょっとした伝手でゲームが余ってしまっていてね。

困っていた君に上げようと思ったわけだ。

まあ?このことで恩を感じたのなら?一つや二つくらい言うことを聞いてくれるよね?

楽しみにしておくよ。さぞかし満足させてくれるんだろうなぁ。

そうそう、連絡先を交換するのを忘れていたからここにRineのコードを載せておくよ。

それじゃあYGYWOnlineを楽しんでね。ゲームの中でもリアルでもまた今度一緒に遊ぼう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

と書かれていた。

まじか...頭が上がらん...

「てか早く連絡入れなきゃ!」

慌ててスマホを取り出してRineを起動し、友達登録申請を送り感謝の言葉を送る。

「こりゃ何で埋め合わせすりゃいいかな...」

これまで全く女子と出かけたことがなく経験の足りない脳で考えながら、感謝しゲームを開封する。

VR機材を枕もとのコンセントに差し込み、本体設定を行う前にソフトを差し込む。

ヘルメットをかぶると目の前にホログラムが浮かびゲームがダウンロードされているのがわかる。

「すごいな...最近のゲームは...」

感嘆の声を上げながら個人情報を登録していく。

すると下から

「お風呂出たよー」

という声が聞こえてくる。

個人情報を登録し終えたので、部屋を出て風呂へと向かう。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


妹と入れ替わりで風呂に入っていると、妹にどこで買ってきたプリンなのかを問い詰められる事件はあったが他には特に何事もなく部屋へと戻ってきた。

「ひどい目にあった...」

まさか風呂場にまで突撃してくるとは思ってなかったな。もうこのことは忘れよう...

「さーて、ゲームはダウンロードできたかな...」

ヘルメを被り確認するとダウンロードが完了していることが分かった。

「お!できてるな。それじゃあ後寝る用意だけして早速遊んでみるか」

早急に歯を磨き、明日の学校の準備を整えて部屋の電気を消しヘルメを被って目を閉じ、ゲームを起動させるためパスワードを唱える。


「俺は俺の道を行く!ゲームスタート!!」

チュートリアルまでですが、できる限り今日もう一話上げる予定なのでそちらをお待ちください

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