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ロングなグミのおやつと、神様たちと



今夜はダルさんが夜勤らしく、三人で夕食。

「美味しい!」

「ありがとう。これも勇者様のレシピなのよ」

「勇者様ですか?確か…ドラゴンを倒して世界を救ったっていう」

「ルディアさんはその勇者様とパーティ組んでたんだって」

「…え? うそだよね?」

「びっくりだよねー」

「それで済ますシルビアにびっくりだよ!」

私は他にビックリすることが多すぎて…。

(そうなのか?)

はい。主に貴女のせいですけどね?

(照れるのじゃ)


さすがのリールーも勇者様のことは知ってるし、そのパーティメンバーが目の前にいるってなったらシラフではいられなかったらしい。

エールを一気飲みしてる。大丈夫かな…。

水を飲むように言って渡してあげる。悪酔いしないといいけど。


そんな私とリールーをニコニコしながら見守るルディアさん。

なんか恥ずかしい…。



酔ってフラフラしてるリールーに肩を貸してベッドへ寝かせた。

ルディアさんと夕食の後片付けをしてたら

「かわいい子じゃない。パーティとしてやっていけそう?」

「はい! 優しいし強いし、リールーは頼りになりますから」

「そう…良かったわね。 でもねシルビアちゃん、これだけは覚えておいて」

「はい?」

「この家はシルビアちゃんの帰ってくる場所だってこと。いつだって、どんな時だって帰ってきていいからね」

そう言って抱きしめてくれるルディアさんは本当にお母さんのようで…

「ありがとう…ございます…」

突然お世話になって、迷惑かけたのに…。

いつか恩返しができるようになりたい。

(よいのではないか?いい目標じゃとおもうぞ)

はいっ!



ルディアさんにもう寝なさいって言われて、私も自分のベッドへ潜り込む。

すぐに睡魔に襲われて…


ーーーー

ーーー

ーー

”ピロンピロンピロン…”

何…?寝てるのに煩いんだけど。

…ん?

なんか狭いと思ったら。

何でリールーが私のベッドにいるの! 私抱き枕じゃないんだけど…。

はぁもういいや。なんか幸せそうに寝てるし。変な事しないならこのままでも。

ふぁぁ…ねむぃ…




朝になって私が起きてもリールーはまだ寝てた。

相変わらず朝に弱い。抱き枕からは開放されてたから、先に起きて顔を洗う。

ちょうどダルさんも夜勤明けで帰ってきてたから挨拶をする。

大あくびしてたから眠いんだろうなぁ。お疲れ様です。


ルディアさんのお手伝いをした後、リールーを起こしに行く。

(あやつはまだ寝ておるのか?)

おはようございます。昨日結構飲んでたし仕方ないかと。

(うむ、おはようなのじゃ。 甘やかし過ぎではないか?)

そうですか?もしまだ起きないようなら先に聖堂へ行こうかと思って。

(ふむ、それも良いのじゃ)


結局リールーは起きなくて一人で市場へ向かった。

ロリ神様、色神様って何が好きですか?あ、お供えの話ですからね!

(なんじゃったか…ちと待っとれ)

はーい。今のうちにロリ神様達の甘味と、戦神様の肉を買っておこう。


(すまぬ、あやつはだめじゃ)

どうしたんです?

(頭の中がピンク色過ぎて話にならんのじゃ)

どゆこと…。

(じゃからな?ほしいものを聞いたのじゃが、ピーーーーとかピーーーーがいいとかぬかしよってな)

伏せられててわかんねぇですよ。ろくでもない事なんだろうとは察しが付きましたが。

(もう、てきとーでよいのじゃ)

わかりました。甘味にしておきますね。


今日購入したのは細長ーいグミ。

なんか面白いから買ってみた。


今朝の聖堂は静かなもので、ノイラさんがお掃除をしてるくらいで他は誰もいない。

挨拶をして最奥の石像にお供えをする。

(これは面白いのじゃ。味も悪くないの。 コラ、ノク振り回すでないわ。食べ物じゃぞ)

(これはムチ…)

(痛いです姉様! ちょっ、やめっ…本当に痛いですって姉様!)

(あ…ちぎれた)

とんでもないものを渡してしまった?


(肉うめーー! やっぱ肉だな!)

(なんじゃこれは…自由すぎんかこやつら)

すみません…。

(よいよい、お前が悪いわけではないしの。 それよりも、ほれ、お前も話したかったんじゃろ?)

(初めまして〜シルビアちゃん。お供えは今履いてるパ…)

パーーン!

なんかすっごい音した!

(気にせんで良いのじゃ。ディエル、真面目にやれ)

(いいじゃないですか〜パ…)

パーーン!

(次はないぞ?)

(はい…)

色神様のお名前はディエル様なんですね。

(そうよ〜欲しいスキルは聞いてるから〜はい!)

私も学習した。神様が”はい!”っていったらスキルの割り振りが済んでることを!

魔導書を出して確認した私は膝から崩れ落ちた。

なんで…どーして…。

(なんじゃ?)

いらないスキル、片っ端からみんな取得状態にされました…。

(それでリールーちゃんを骨抜きにするのよ〜!)

しません!! あぁもう!


(ディエル、次はないと言わんかったか?)

(アリエル様、待ってください〜! 話せば、話せばわかりますから〜 ぎゃぁァァァァァ)

……神界で何が起きてるんだ。

(すまぬのじゃ、躾が足りんかったようじゃの。肝心の耐性は取れておるから我慢してくれ)

はーい…。

確かにそれらしいスキルが取得されてる。


ノクエル様とタルエル様のスキルも割り振ってもらい、隠密も上がったし、弓での不意打ちにプラス補正もついた。

これでリールーの足を引っ張らずに戦えるかな。






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