三 乗り越えた四つの課題
赤江の家は俺の家から自転車で二十分ほどのところ、市街地の中の少し入り組んだ道の先にある。
家といっても、普通の一軒家ではない。
何でも赤江が居候させてもらっている親戚は廃品回収業を営んでいるのだそうで、広い敷地の中に工場と事務所、プレハブ小屋が並んで立っている。
作業所という表現がしっくりくるだろうか。
建物自体もコンクリートやトタンの灰色が目立ち、いかにも無骨だ。
親戚の自宅は別にあるそうなのだが、赤江は生活のほとんどをこの作業所で過ごしている。
というか、赤江以外の人をここで見たことがないのだが。
本当に仕事をしているのか心配になる。
画面の割れたテレビやら、トラックのタイヤ、ごちゃごちゃした金属片など、どこに需要があるのかわからないゴミの山をすり抜けて、作業所の方に向かうと、すでに赤江がストレッチを始めていた。
服装は制服から、ジャージに変わっている。
長い黒髪も今は結い上げられており、ぐっぐっとアキレス腱を伸ばしている様子を見ると、しなやかな体のラインが強調されて健康的な印象が増す。
「おい、いつもより五分くらい遅いぞ」
俺がやってきたのに気づいて赤江はストレッチを止め、近づいてきた。
「あー、自転車に乗り遅れたんだよ」
少し機嫌が悪そうだったので言ってみただけの軽口だったのだが、
「生意気を言ったから、ランニングの目標タイム五分短縮する刑」
逆効果だった。
赤江はそれ以上の俺の言葉を待つことなく、タイマー付きの腕時計を投げてよこしてきた。
俺はそれをすぐに右手に巻き付ける。
「今日は何キロを何分で走ればいいんだ?」
「二十キロを七十五分だ。さっさと行こう」
「あのさ、俺の自己ベストって……」
「よかったな、今日記録更新されるじゃないか」
すげなく言って、赤江は愛用しているマウンテンバイクを作業所の方から引いてきた。
ヘルメットをかぶり、軽やかにサドルにまたがる姿が実に様になっている。これで俺の横を並走するのだ。
「あのな、簡単に言うなよ。いつも相当ギリギリなんだぞ」
「難しいことだから努力しているんだろう。つべこべ言うな。はよいけ」
まるで取り合わず、赤江は敷地の出入り口の方を顎でしゃくる。
これ以上ごねたら、もっとひどいことになりそうだ。
俺は大きくため息を一つ吐いて、走り始めた。
「ほら、どうしたスゴロクン! あと一キロ、四分切ったぞ!」
「わあってるよ!」
斜め後ろを自転車で走る赤江が急かす声をあげる。
腕時計を確認してみると、タイマーの表示は七十分を超えていた。
残り一キロと少しを四分。
その数字だけ考えれば難しくないように思えるが、体が思うように動かない。
いつもより速く走ろうとしてきたせいか、息が上がり、足が重くて仕方がない。
赤江宅から市街地を出て、北の方にある高速道路の側道へ向かう。
農業用の軽トラックがたまに通るだけのこの道は、アップダウンの変化が激しく、限られた時間の中でスタミナや足腰を強化するのにうってつけのランニングコースなのだそうだ。
俺はそのコースを抜け、再び赤江宅へと戻る道をひた走っている。
持久走の力を鍛える方法は単純明快だ。
長い距離を、できるだけ短い時間で走ろうとすること。
それを何回も何回も繰り返して、今の自分にあったペースを体に覚えこませていく。
初めの頃は二、三キロを走るだけで息も絶え絶えになっていたのだが、最近は遅めの自転車くらいの速度で二十キロくらいなら余力を残して走り切れるようになってきた。
はずなのだが。
「ここでへばってどうするんだこらあ! もう一回走り直すか? 根性を見せろっ!」
赤江は俺が気楽に走れるペースを許しはしない。
後ろからマウンテンバイクのタイヤが当たらんばかりの距離にまで接近し、俺を追い込み続ける。
ランニングコースの前半は走り方のアドバイスなどもしてくれるのだが、ゴールが近づくと完全に精神論になる。
恐ろしいことに、この最後の叱咤激励がタイムの短縮につながるのだ。
このランニングで鍛えているのは、俺の持久力。先生に与えられた課題の一つだ。
双葉六平が成し遂げるべき、課題その一。
『フルマラソンを三時間以内に走りきること』
俺の自己ベストは二時間五十八分四十二秒。
この課題を達成したのは今年の冬のことだった。
しかし、持久力はサボるとみるみる落ちていくので、今も変わらずランニングは続けている。
赤江宅に戻ってきても、トレーニングは終わらない。
息を整え、水分を補給する休憩をはさんだ後、すぐに筋トレが始まるのだ。
腕立てや腹筋、懸垂にスクワットといった自体重トレーニングはもちろんのこと、機材を使ったマシントレーニングも合わせてがっつり二時間くらいやらされる。
赤江宅はタイヤや鉄パイプなどの廃材には事欠かないので、それらを組み合わせたお手製の機器を使っている。
その日その日で体のどこの部位を鍛えるのかは赤江のメニュー任せだ。
「そらいけ、18回目だぞー」
「ふぬああああああああああ!」
大小様々なサイズのダンベルが転がったスペースに赤江の間延びした声と、俺が絞り出す踏ん張り声が響く。
筋トレの時間の赤江はランニングの時と比べるとテンション控えめだ。
自転車とはいえ二十キロも並走すると疲れるらしい。
手ごろなコンクリのブロックに楽な姿勢で腰かけ、首にひっかけたタオルで汗をぬぐっている。
ただし、気楽な雰囲気になったからと言って俺へのしごきが和らぐかといえばそんなはずもなく、
「ほら、早く上げろよー。あとたった二回だろ?」
うるせえ、バカ。筋トレはラスト三回が本番なんだよ!
言い返しかけた言葉を飲みこんで、俺は歯を食いしばる。
上には一本の鉄の棒と、それをつかんだ自分の両手が見える。
あの五十センチ先にある棒に、あと二回あごをつけるだけでいいのだ。
その二回が絶望的に遠い。
俺が今やっているのは懸垂だ。
鉄棒にぶら下がって、両腕で体を持ち上げるというシンプルなトレーニングだが、腕はもちろん、肩や胸、背筋まで鍛えられるという非常に効率的な運動なのだそうだ。
ただの懸垂であれば、俺も二十回程度でここまで追い込まれることはないのだが。
「くうおあああああああああああ!」
もう嫌だ無理だいい加減にしろミチミチと悲鳴をあげる腕の筋肉を締め上げ、体を持ち上げる。
あごを鉄棒につけてから、再び腕を伸ばした状態に戻す。
一連の動作の間に、じゃらんじゃららら、と金属がこすれる音がした。
俺の腰には鉄のチェーンで、大きなタイヤがくくりつけてある。
軽めの小学生を背負って、鉄棒にぶら下がっているような状態なわけだ。
「はい、あといっかーい」
「ばはっ、うぁ」
もう口から出る言葉は意味をなさない。
全体重を支え続けてきた指先は今にも千切れてしまいそうで、握力を生み出す筋肉も、腕の曲げ伸ばしに関わる筋肉も、そこかしこがパンパンに膨らみ破裂しそうだ。
痛みを感じ取った脳が早く降りろすぐに止めろと常識的な信号を出し続けている。
だが、あと一回なのだ。
まだ十九回なのだから、二十回にたどり着くには、あと一回必要なのだ。
当たり前のことを反芻して、感覚がなくなりつつある指で、もう一度鉄棒を握り直す。
「んぬ、ふっああああああああ!」
まだ動く筋肉をなんとか見つけ出すような感覚とでもいうのだろうか。
じりじりと体がせりあがり、鉄棒にあごがつく。
ついた瞬間、こんなに幸せな時間はなかなかないと思う。
「む、無理、しぬ」
パッと手を離し、地面に着地。
そのままコンクリートの床にうつぶせにねそべって、脱力する。
顔にかいた汗のせいで地面の細かな砂利が肌にまとわりつくが、気にならない。
「よし、オッケー。腕の方はこのくらいにしとこうかスゴロクン」
赤江が近づいてきて、腰に巻き付けていたチェーンを外して、タイヤをどけてくれる。
この時ばかりはコイツのことを天使かと思う。
「次はスクワットな。今日は四十キロの重りかついでやるぞ。三分休んだら始めよう」
「……はい」
まあ、このように天使はすぐに悪魔に変わってしまうわけだ。
この悪魔の筋トレも課題の達成のためのものだ。
その課題のために俺は全身くまなく赤江に鍛え上げられている。
双葉六平が成し遂げるべき、課題その二。
『ベンチプレスで八十キログラムを持ち上げること』
この課題を乗り越えられたのは一か月くらい前だ。
自分の体重の重さを超えたあたりでかなり長い間壁にぶつかっていたのだが、赤江の指導のおかげでなんとか達成できた。
「それじゃ、今日は最後に百メートルを十本走って終わろうか」
「……十本。マジか」
「嫌かい? 止めちゃうかい?」
「頑張らせていただきます」
怒涛のトレーニングが終わってげんなりしている俺を見て、赤江は意地悪な表情で笑っている。
俺がここでサボれない性分なのを知っているからだ。信頼されているのか、それとも手の上で転がされているのか。
どちらにしても俺がこいつに逆らえないことだけは間違いがない。
それにしても最後が百メートル走か。と、俺は独りごちる。
はっきり言って俺は短距離走が嫌いだ。
幼稚園から小学校、中学校、高校に至る今まで、ずっと得意だと思えたことがない。
足の速さをどれだけ鍛えても、あの雰囲気だけは好きになれなかった。
大抵の人にとって、運動会などの短距離走というのは足の速さの順位を決める競技というイメージがあるだろう。
だが、小学生の頃、致命的に足が遅かった俺にとって、あの時間はビリが誰かをみんなに見せつける時間でしかなかった。
同じところから走りだしたはずなのに、すぐに周りにいた奴らの背中と足のうらが見えるようになる。
そいつらはだんだん遠ざかっていんだ。
そして俺は取り残され、明るい運動場の中を一人でみじめに走ることになる。
お前は人よりも劣っているんだと、露骨に突きつけられる恐怖を俺は何度も味わった。
赤江と出会って体を鍛えはじめ、あのビリという場所を走らなくなってからも、その恐怖は消えなかった。
自分がそうでなくても、集団から離れたところを一人で必死に走っている奴をみると、何となく陰鬱な気持ちになる。
自分も気を抜けば、いつでもあそこに戻ってしまうような、そんな気がするからだ。
「おーい、スゴロクン。いくぞ?」
「ん、ああ悪い」
少しぼーっとしてしまっていたらしい。
赤江は先に、作業所の外へと歩きだしていた。
敷地の近くにちょうど車通りも人通りも少ない百五十メートルほどの直線があり、そこへ向かっているのだ。
俺は駆け足で赤江に追いつき、隣に並ぶ。
「いつもどおり十三秒台を超えたら一本としてカウントしないからな」
「はいはい、わかってるっての」
俺の苦手意識を知ってか知らずか、先生からの課題にはしっかりと走ることに関しての内容が含まれていた。
決して不可能ではないが、達成できる人間の数は限られてくるであろうギリギリの線引き。
双葉六平が成し遂げるべき課題、その三。
『百メートルを十一秒台で走ること』
俺は高校に入ってから始めての体力測定で、十一秒八九というタイムをなんとか出すことができた。
小学校四年生の時は五十メートルをこれより二秒近く遅い時間で走っていた記憶がある。
単純に二倍の速さで走れるようになったわけだ。
苦手な部分だっただけに、この課題を達成した時は気が狂ったように大喜びをした。
赤江曰く、あそこまで喜ばれると引く、ほどだったのだそうだ。
百メートルを十本、全力で走りきったところで、俺は力尽きた。
毎度毎度のことではあるのだが、赤江に鍛えられると体力が空っぽになるその瞬間まで体を動かさなければならなくなる。その辺りのさじ加減というか、追い込み方というのは計算されたものなのだろう。
「だあー、しんどー」
「おつかれさま、今日はここまでだな」
筋トレ用のスペースに戻ってくるなり、地面に仰向けに寝そべった俺を見下ろして、赤江は苦笑している。
汗やら,服についた汚れやらで,俺の見た目は相当みっともないことになっているはずだ。
「ほんと、毎回頭がどうかしそうになるっての」
俺は力の入らない体をなんとか立ち上げる。
トレーニング直後の気だるさや,筋肉の張りがそこかしこに感じられた。
よくもまあ、今まで動き続けられたものだと思う。
「体を鍛えている人間というのはね、大抵どこか頭がおかしいものさ」
俺の恨み言は軽く聞き流して、赤江は作業所の奥の方へと引っ込んでいった。
お前もなかなかおかしいけどな、と思いはするが言わない。
怖いからだ。
「うげえ、気持ちわりい」
赤江がいない今のうちに、着替えておくとしよう。
俺は肌に汗でぺったりと張り付いた上着を脱ぎ,軽く絞る。
布地からにじみ出た水分がぺちゃぺちゃと地面にしみを作り、じんわりと広がっていった。
舐めたら失った塩分を補給できそうだ。やらないけど。
タオルで汗をふき取り,家から持ってきた替えのTシャツに袖を通していると,赤江が戻ってきた。
手にはプロテインシェイカーが握られていて,赤江が手を上下に振るたびに中でうすピンク色の液体がしゃかしゃかと揺れている。
「ほら、飲んどくといい」
「おう、ありがとさん」
赤江が投げてよこしたシェイカーを受け取り、ふたを開けて中身を一気に飲み干した。
甘ったるくて、薬臭くて、粉っぽい液体が喉を通っていく。
これを美味しいと感じるのは、体を酷使した後だからこそだろう。
「ん? なんだよ」
飲み終わった後の容器を返そうとして、赤江がじいっと俺を見ていることに気づいた。
切れ長の目がいつもより少しだけ見開かれ、俺の首から下に視線が向けられているのを感じる。
胸、腹、足、つま先まで視線は降りて行って、また顔に戻ってきた。
「いやなに、よく育ったもんだと思ってなあ」
なんだそれ、気持ち悪いんだけど。
「こう、Tシャツを押し上げる胸筋の感じとか、ぴっちりした袖とか、いいなあ。ちょっと触ってもいいだろうか?」
「駄目だ」
「どうして? 今更触られてどうこう言う仲でもないだろう」
「今のお前はなんとなく気持ち悪いから嫌だ」
両手を前に突き出してにじり寄ってくる赤江から、半歩下がって距離を取る。
こういうのは普通、男女逆の立場で行われるものではないのだろうか。
それはそれで駄目か。
「よく考えてみろよ。いくら友だちでも、お前だって俺にべたべた触られたら嫌だろうが」
「全然。触る?」
「恥じらいを持ってくれよ、頼むから」
ぐっと胸を突きだしてきた赤江から目をそらす。
一瞬そっちに目を向けてしまったのが悔しいやら恥ずかしいやらで、俺は渋い顔で横を向き続けるしかなかった。
「からかうのはこの辺にしといてあげるよ。でも、さっきのは本心だ」
赤江はトスンと、軽く握った拳で俺の胸を小突く。
「本当に、よく成長した」
「そりゃ、努力したからな」
「ああ。そして私がサポートした」
赤江の表情に得意げな色がにじむ。
俺も何も言い返さない。
おそらく俺が自分で鍛えたぐらいでは、ここまでになることはできなかっただろう。
適切に、容赦なく、追い込むこいつがいたからこそだというのはわかっている。
「フルマラソンを三時間で走り、八十キロのバーベルを持ち上げ、百メートルを十一秒台で走る。どれも一つ一つは不可能なことじゃないが、普通はできない。よく成し遂げたよ」
「あと、学年で十番の成績な」
先生が俺に与えた課題の四つ目は勉強に関するもの。
『この街の進学校で十番以内の成績を取れ』だったのだが。
「一番になれ、じゃなくて良かったな。私が同じ学年にいると、全教科で満点を取るしかなくなってたぞ」
それはぞっとするな。
俺は苦笑する。
「……もう五年もたつんだな。お前と初めて会ってから」
「ああ。まあ、私の感覚としては五年しかなかった、のほうが近いけど」
出来の悪い教え子で申し訳ありませんねえ。
そんな俺の心中を見透かしたのか、赤江は、そうすねるなと前置いてから言う。
「父さんは、キミに期待してたんだ。困難な課題も、キミならできるはずだと、信じていた。そしてキミは、それに応えてくれたことになる」
赤江は俺の顔を見つめ、目をそらさない。
いつもは切れ長なラインを描く目が開かれ、強い意志のこもった瞳が俺を見据えている。
今、こいつは俺の何を見ようとしているのだろうか。
察しが悪い俺には、見当もつかなかった。
「もう四つの課題は乗り越えた。キミに与えられた課題は、あと一つだけ。その前に……その、なんだ」
「どうしたよ? めずらしいな」
何事もあけすけに、身も蓋もなく言ってしまうのが赤江の話し方だ。
こいつが何かを言いよどんでいるのはとてもめずらしい。
俺は黙って、その言葉の続きを待つ。
「キミは、何があってもやり遂げると言えるかい?」
赤江の目にほんの少しだけ不安の色が滲んでいるように見えるのは、俺の勘違いだろうか。
その不安は、最後の課題の内容のせいなのかもしれない。
今まで以上に困難なものなのか、それとも他に理由があるのか。
赤江を迷わせるほどの何か。
俺には想像もつかないが、言えることは一つしかない。
「努力するさ、今までどおり」
「…………キミらしい答えだ」
ふうっと息を吐いて、赤江は肩をすくめる。
どうやら答えとして及第点はもらえたらしい。
怒ったり、不機嫌になったりしているようには見えなかった。
「五つ目の課題は明日伝える。そして、さっそく挑戦してもらうからな」
「そうなのか? そんないきなり言われてできるようなもんなのかよ」
俺の要領の悪さは折り紙付きだ。
パッと言われてその場でできる自信は、正直ない。
練習をさせてほしい。
「できるかどうかはキミ次第だが、これまでの四つの課題は、この五つ目の準備だったとも言える」
「今までのが、準備?」
「下手な考え休むに似てりって言うだろ? キミは深く考えるな。今日は帰って、しっかり休め。明日また、いつもの時間に、ここで待ってるよ」
「……おう」
今日はこれでお開き、ということらしい。
腹も減ったし、俺は持ってきた荷物をまとめて自分の自転車の方に向かった。
「そんじゃあ、また明日な」
「ああ、また明日。気を付けて帰れよ、スゴロクン」
お互いに軽く手を振り合って、別れる。
長い事酷使した足は重く、自転車のペダルを踏むので精一杯だ。
赤江に言われた通り、俺はその後、何も考えずに家に帰り、夕飯と風呂を済ませて泥のように眠りについた。
スゴロクンが達成した課題の4つは、一応、男子高校生が死に物狂いで努力すればどうにか達成できそうな内容に設定したつもりです。
大丈夫でしょうか?
不可能だろ、こんなのというレベルになってないといいのですが。