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6話 ハム太

 この子と出会った日の夜、僕は2時間もかけて名前を考えた。


 名前はハム太。


 え? 安直だって? ちっちっち。ちゃんと意味がありますよ。


 まず初日のハムケツが見えたとき同時にタマタマも見えたので、ハム太は男の子であることが分かった。


 次に僕の名前は公太。そしてこの子の名前はハム太。そう、『ハ』と『ム』を合わせて『公』。つまりこの子は僕の名前を持つ、僕にとって最高の友達という意味を持つわけさ。まあ、まだ友達になれてないケド…。


 次の日、僕は学校から帰った後、ハムスターの事について詳しく調べた。そして、ハムスターを迎えるにあたって必要な事は以下の通りだった。


 1.その子の匂いがついたものを新しいケージに入れてあげる。


 2.床材を多めに入れる(隠れる場所を作るため)


 3.じろじろ見すぎない(毛布などを掛けてケージの中を暗くするとなお良し)


 なるほど、ハム太を買ったときに店員さんがたくさん床材を入れてくれていたのはそういう事ね。そして2番目はすでにクリアしているが……なるほど、3番目は知らなかった。確かにハム太をじろじろ見すぎていた気がするよ。


 『ケージに迎え入れてから3日間はなるべくケージの中を暗くして、大きな音を立てないようにしてください』ですか…、分かりました。


 僕はハム太のケージに毛布を掛けた。そしてこれからはあまり大きな音を立てないようにしようと思うが、僕は基本部屋では本ばっかり読んでいるので、この点に関しては特に気にする必要は無いだろう。


 さて、では本格的にハム太と友達になるための研究、略してハム研を始めようと思う。


 プランその1  餌を使う。



 ハム太のケージのドアの前にヒマワリの種を等間隔で置く。最後の種を食べ終えたら時すでに遅し、気が付けばすでに僕の手のひらの上さ。うぇっへっへ…



 これはなんか違う。犯罪臭がする。仮にこれで懐いたとしてもなんかスッキリしないので、これは却下かな。


 プランその2  部屋をお散歩させる



 部屋を自由にお散歩させることでストレス解消につながる可能性がある。それに、部屋に充満した僕の匂いを常に嗅ぐことで僕への警戒心が減るかもしれない。


 これはかなり効果が期待できそうだ。


 という事で、僕はさっそく部屋をお散歩させるための準備を始めた。まず、ハム太が入ると一生出てこなさそうな本棚の裏を本で塞ぐ。次に電源コードなどの、齧ると感電しそうなものを全てハム太が届かないところに移動させた。


 そして最後に部屋を綺麗に掃除して準備完了。来る毛布御開帳の日に向けて、何度も脳内でシミュレーションをした。


 これで準備は万端。2日後が楽しみだ!

文章が長々と続いて読みにくいかもしれないと思ったので、1話から文章をところどころ改行して読みやすいようにしました。何度も編集してしまってすみません!


 この物語は私の初投稿の作品です。至らぬ点が在りましたら是非ご指摘をお願いします。


 そして……


 もし少しでも面白いなと思っていただけましたら、高評価とブックマーク登録を良ければお願いします!

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