第92話 レグニスト帝国学ですのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
『銃火器戦闘学』の授業を終えたワタシは、シャワーを浴びた後、『レグニスト帝国学』の講義場に向かっていました。
「ここですかね?」
ワタシはそう言いながら、『レグニスト帝国学』の講義場の扉を開けて中に入りました。
中に入ると教卓に筋肉が浮き上がる様なピチピチの服を着た筋骨隆々の林精が1人と数人の生徒がいました。
「ハッハッハッ!!君も、『レグニスト帝国学』を学びに来たのかい!!席は自由さ!!これが教科書だ!!」
筋肉林精はそう言ってワタシに、一冊の教科書を渡してくれました。
渡した後は、ずっとポージングしていました。
あー、前世でもこんな人いましたね。
昔は、沢山いたボディービルダーという人達の仲間でしょう。
前世のワタシのいた時代では、幾分か減っていたらしいですがね。
と、まあそんな事を考えながらワタシは適当な席に座りました。
「と、隣、座ってもよろしいですか?」
ワタシが講義が始まるまで暇だったので巨大宇宙戦艦の設計図を考えていると、そう言われました。
言って来た人を見ようと、其方に顔を向けるとそこには眼鏡をかけたワタシより少し小柄な山羊獣人の少女がいました。
その少女の頭には、山羊獣人特有の渦を巻く角が、2本生えていました。
「ええ、構いませんよ?」
ワタシは、彼女にそう言いました。
「あ、ありがとうございます。」
彼女はそう言いました。
「……貴方、お名前は?」
ワタシは彼女にそう聞きました。
隣に座るというのに、名前知らなかったらなんだか気不味い気がするのでね。
「あ、あの私、【ネルミ】と申します、シオン殿下。」
彼女は、少しプルプルしながらそう言いました。
「ネルミさん、ですか。良い名前ですね。」
ワタシはそう言って、ネルミさんに微笑みました。
ふっふっふ、どうですかワタシの微笑みの威力は。
お母様とお父様譲りの顔面の威力は凄まじいでしょう。
「シオン殿下にそう言っていただけて大変嬉しく思います。」
ネルミさんはそう返して来ました。
「そう固くならなくても良いですよ?仲良くしましょう?」
ワタシは、ネルミさんにそう言いました。
「は、はい。よろしくお願いします。」
ネルミさんはそう言って、ワタシにペコリとお辞儀しました。
……椅子に座りながら。
ふむ。
器用ですね?
「ハッハッハッハ!!そろそろ講義開始の時間だ!!講義を始めるぞ!!!」
筋肉林精は、背中の筋肉を見せつけるポージングをしながらそう言いました。
戦闘では筋肉を使って戦うのでしょうかね?
拳士系統のJOBに就いてそうですけど、どうなんでしょうね?