第91話 銃火器戦闘学ですのぉぉぉぉぉ!3
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「ふぉ、ふぉ、ふぉ。」
ドラニアさんは、その銃弾をすべて撃ち落としました。
「ほれ。」
ドラニアさんは、弾丸を撃ち落とすど同時にワタシの眉間を狙って一発撃ってきました。
「くッ!!」
ワタシはそれを上半身を後ろに逸らして回避し、そのまま左手を地面に着きその腕を軸にして後転しました。
「良く避けたのお?じゃが、おぬしの負けじゃのう。」
ドラニアさんは、ワタシの後頭部に銃口を突きつけながらそう言いました。
多分、ワタシが目を離した一瞬で間合いを詰めて、後ろに回り込んだのでしょう。
「おぬしの課題は、銃火器を用いた近接格闘じゃのう。単純な種族LV不足というか能力値不足もあるのお。銃撃の腕は良かったからおぬし、銃火器自体の扱いは上手いじゃろ?軸の動かし方や歩き方は良いからのお、慣れて無いだけそうじゃから後数回撃ち合えば良くなるじゃろうのお。……次は、おぬしじゃな、ほれ来るのじゃ。」
ドラニアさんは、そう言ってアドバイスをすると他の授業を受けに来た人を呼んで授業を開始しました。
「ふむ。他の人達も腕が良いみたいですね。」
ワタシは、付属品を外した銃火器を台に戻して他の人達の授業を見ながらそう言いました。
特に鴉獣人種の水平二連の散弾銃と回転拳銃を使っている人はワタシより長くドラニアさんと撃ち合いしていました。
種族としての特性を利用して立体的な戦い方をしていました。
銃格闘の動きも無駄が無く、スムーズでした。
「特化派生したスキルもLVを上げるとなると数がどうしても多くなるのでスキル熟練度を溜めるのが大変なんですよね。」
ワタシは小声でそう言いました。
銃巧術から派生特化した突撃銃術や狙撃銃術などは派生特化した分補正は高くなりますが、その分派生する数がどうしても武術の派生の性質上多くなってしまうので、全体的にLV上げしているワタシとは相性が悪くなってしまいます。
スキルというシステムが有るのですから、戦闘系スキルは全体的に上げるべきだと思うのですよ。
生存率を上げるには、どんな相手が来ても、どんな状況が来ても良い様にしとくべきなのですよ。
良く転生物で、剣と魔法ばかり使いますが、洞窟などでは槍の方が取り回しが良いですし、その辺は臨機応変にできる様にしないとダメだと思いますね。
長い戦闘などで武器が壊れた時に近くにある武器を選ばずに使えるのは強いと思いますがね?
と、そんな事を考えていたら最後の人が終わった様ですね。
「ふぉ、ふぉ、ふぉ、時間も良さそうじゃし、今回はここまでじゃ。着替えたり、シャワーを浴びたりは好きにせい。」
そう言うと、ドラニアさんは授業場から出て行きました。
 




