第90話 銃火器戦闘学ですのぉぉぉぉぉ!2
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「それでは、授業をするかのう?空間収納。」
ドラニアさんは、そう言うと自身の右側の空間に、空間魔術の空間収納を開き中からニューナンブM60モドキの回転拳銃を二丁取り出しました。
この世界の回復拳銃などの銃火器は両手のどちらでも装備できる様になっています。
見た目も似ているだけで、名称や性能も少し違いますしね。
「ふぅむ……。まずは、おぬしからじゃな。」
ドラニアさんは、ワタシを見ながらそう言いました。
「そうおぬしじゃ。」
ワタシが自分を指で指すと、ドラニアさんはそう言いました。
「……分かりました。」
ワタシは、そう言いながらドラニアさんの前に出ました。
「ほぅ?動きに隙が無いのお。武術に心得が有る様じゃの。……さて、行くぞ?」
ドラニアさんがそう言うと、纏っていた気配が変わり周囲にピリピリとした重圧感が放たれました。
ワタシはそれを見ながら、両手で持った小剣を付属品にした突撃銃の銃口と穂先をドラニアさんに向けて構えました。
「はい!」
ワタシは、ドラニアさんにそう言いました。
その瞬間、ドラニアさんは地を蹴ってワタシに対して間合いを詰めてきました。
「ッシィィ!」
ワタシはそれに対して突撃銃で右横薙ぎを放ちました。
「ほい。」
ドラニアさんは、ワタシの攻撃をバックステップで避けました。
「ほれほれ。」
そう言うとドラニアさんは、両手の回転拳銃でワタシの両肩を狙って一発ずつ撃ってきました。
「ふっ!!ハァッ!」
ワタシはそれを付属品の小剣で弾きました。
それと同時に、ドラニアさんに対して突撃銃を連射しました。
「ほっ、ほっ、ほっ!ふん!!」
ドラニアさんは、それを瞬時に右に飛んで回避すると同時にワタシに対して間合いを詰めて、突撃銃を左手の持った回転拳銃の側面で殴って上に弾きました。
「ッ!」
ワタシは、突撃銃を瞬時に手放し、腰に持っていた自動拳銃を右手で構えて一発、発砲しました。
「ひょいっとな。」
しかし、ドラニアさんはその弾を首を左に傾けて避けながらワタシに右手で持った回転拳銃の持ち手の底で殴ってきました。
「ハァッ!シィッッ!!」
ワタシは、その右手を同じく右手の自動拳銃の持ち手の底で殴り返して拮抗状態にさせながら、空いている左手でドラニアさんの胴目掛けて殴りつけました。
「やるのお?」
ドラニアさんは、左手の回転拳銃を持った手の平で弾きました。
「チィッ!」
ワタシは、弾かれた反動を利用して、右脚を軸に左回転をし、ドラニアさんの右手の回転拳銃を滑らせて逸らし、銃を構えながら間合いを取りました。
「フッッ!」
ワタシがそう言って引き金を引くと、ワタシの構えている自動拳銃から三発の銃弾が飛び出し、ドラニアさん目掛けていきました。




