第85話 お買い物ですのぉぉぉぉぉぉ!2
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【スズリ商店】の店内を見てみると、その品揃えは前世の【スーパーマーケット】を超えていました。
商品棚には、【煌めき米】やら【回復し草】、【美容大根】などの食物や、【豚鬼】やら【岩殻猪】、【蹴撃鶏】などの肉類も売られていました。
加えて食品だけで無く、廉価版の最新の魔導具なども売っていました。
特定の魔理攻撃の媒体にもなる指輪や武具、野営用の天幕までもが売られていて、この商店がいかに広く商売しているかが見てとれました。
「……取り敢えず、これ位は買っていきますかね。」
私はそう言いながら、【水晶米】を100キロ、【金色小麦粉】を5パック、【大鶏】のもも肉を30キロ、【雷撃鶏】の卵10個入りを3パック、【美味麺つゆ】2リットルを一つ、【甘味醂】2リットルを一つ、【シャキシャキ玉葱】5個、【白雪砂糖】3キロを商店内専用のカートに入れました。
「今日は此処のお弁当にしておいて、明日、料理しますか。」
私はそう言ってお弁当もカートに入れると、カートを押して会計をしに向かいました。
その道中、ワタシはスィーツのコーナーを見つけました。
そのコーナーには、【臆病鶏】の卵のプリンなどの美味しそうなデザートが有りました。
「……これも買っていきましょう。」
ワタシはそう言うと、カートにプリンを入れました。
ワタシは、和菓子も好きですが、洋菓子も好きなのです。
和菓子特有の餡子の甘さも良いですが、洋菓子特有の砂糖の甘さも好きですね。
【根性小豆】という小豆っぽい食物も見つけたので、今度和菓子でも作ってみましょうか?
そんな事を考えていると、会計が終わりました。
さっさと、改良型インベントリの中に収納しておきましょう。
これで今買った物は無くなる心配は無くなりましたね。
複製の権能の力で増やせるので残量を気にしなくて良いのは嬉しいですね。
あ、ちゃんとワタシが自分で消費する分だけですよ?
流石に複製したのを他人に渡す分に使ったりはしません。
ワタシが個人で消費する分程度なら流通にダメージなど無いでしょうしね。
あ、【弾丸鮪】を買い忘れていましたね。
買って来ます。
はい。
買って来ました。
これも改良型在庫目録に収納しておきました。
こういった収納系スキルって便利ですけど、収納系スキルって習得がユニークスキルやエクストラスキルなどに限られるので難易度が高いのに加えて、製作が大変なので収納鞄などの収納系の魔導具も余り流通していない状況ですね。
空間魔術で運べるのでは?という人も居るでしょうが、空間魔術は上級魔術に分類されていて、空間魔術には空間収納などが有りますが、魔力量が多く無いと左程多くの量を運べません。
魔力を消費して亜空間を形成するせいでしょうね。
多くの量を運べる程の者なら空間魔術に適正が有ったりするので、空間魔術士にでもなっていますね。
まあ、そんな訳でこの世界の流通は前世の昔と左程変わりませんね。
飛行機の変わりに飛行系の従魔などが荷物を運んで、トラック変わりに馬車で運ぶだけですね。
そんな事を考えながら歩いて戻っていると、視界に何かの肉を串に刺して焼いている露店を見つけました。
ふむ。
一本買ってみましょうかね。
ワタシはそう思うと串を一本買いました。




