第75話 武術の授業ですのぉぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
リギメアさんから渡された論文をワタシが読み終わり、他の生徒の大半の人はもう終わっている様でした。
「ハハハ!授業の時間が終わった様であるな!授業はこれで終わりであるぞ!次の時間も受けたい者は、残っていると良い!」
しばらくし、リギメアさんが各生徒に改善点などを教えていると、チャイムが鳴りリギメアさんはそう言いました。
ワタシは、次の授業は違う授業を受けようと思っているので授業会場から出ました。
授業会場から出たワタシは、廊下を歩き次なる授業会場である総合武術鍛錬場略して『総武場』に向かいました。
下駄箱から一度出て、外に出たワタシは攻撃用の案山子が沢山有る場所に来ました。
何時間か続け授業を受けているのか、制服は汚れ、汗をタオルで拭いたり、水分を摂っている者が何人か見受けられました。
その中にはアーサーやサイモンさん、リリアナさんも混じっていました。
アーサーは、木剣と木盾を。
サイモンさんは、鉤爪を。
リリアナさんは、小太刀を。
それぞれ装備していました。
「え?シオン殿下!?」
ワタシに気付いた様で、アーサーはそう言って走って来ました。
汗を掻いているアーサーでしたが、ワタシの側まで来たアーサーの体臭は良い匂いでした。
なるほど。
イケメンの体臭は良い匂いは、幻想では無かった様です。
「シオン殿下も総合武術鍛錬を受けるのですか?」
アーサーは、ワタシにそう聞きました。
「ええ、専門的な武術を受けられるそうですし、腕が良い相手と鍛錬するのは自身の腕が上がっていくのが分かって楽しいですからね。」
ワタシは、アーサーにそう言いました。
「アハハハ、確かにそうですね。僕もそう思います。」
アーサーはそう言って笑いました。
「あ、そうです。シオン殿下は、何の武器の鍛錬をなさいますか?木製の武器はあそこの、武器庫に種類毎に分けられて置いてあります。」
アーサーの指指す方向を見ると、確かにそこには倉庫が有りました。
「……では少し見て来ます。」
ワタシは、そう言うと倉庫に向かいました。
倉庫の中には様々な種類の武器が置かれており、その全てが木製でした。
ふむ。
どの武器の鍛錬をしましょうかね?
やはり無難に片手剣にしておきますか。
そう思うとワタシは、片手剣を2本取りました。
鍛錬用の武器を取ったワタシは、アーサーの下に戻りました。
「ただいま帰りましたよ、アーサーさん。」
ワタシはそう言いました。
「はい、お帰りなさいませ、シオン殿下。」
アーサーはそう返しました。
ニッコリと爽やかスマイルで。
……不意打ちのイケメンは狡いですね。
「およ?何話してるのぜい、お二人さん?」
サイモンさんは、新しくできた友人と会話していたのですが、ワタシ達に気付いたのか、そう言って近づいて来ました。
「特に何も話してはいないよ、サイモン。」
アーサーは、サイモンさんにそう言いました。
「……そうか?」
サイモンさんは、そう言って首を傾げてました。




