第72話 魔導具化ですのぉぉぉぉぉぉ!
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さて、この杖を魔導具化させましょうかね。
まずは、この杖の内部に『魔理攻撃威力上昇〈中〉』の魔導機構を組み込みます。
この魔導機構を刻み込むと、この魔導機構が刻み込まれた武器を使用して魔理攻撃すると威力が一定の割合で上昇します。
杖という事は、魔理攻撃……それも魔法系統を中心として使うでしょうから、魔理攻撃の威力上昇は良い組み合わせでしょう。
次は、魔導機構の一つである『魔力貯蓄』と『魔力吸収』、『魔力放出』を刻み込みますかね。
『魔力貯蓄』は、吸収した魔力を貯蓄する効果がある魔導機構で、前提として『魔力吸収』の魔導回路機構が無いと意味が無い魔導機構です。
『魔力吸収』の魔導機構は、所有者や大気中から魔力を吸収する魔導回路です。
前提として、『魔力貯蓄』の魔導回路が無いと吸収するだけで意味が無いです。
『魔力放出』の魔導機構は、貯蓄又は吸収された魔力を回路内に放出する魔導機構で、前提で『魔力貯蓄』や『魔力吸収』の魔導機構が無いと使えません。
と、そんな事を考えている間に完了しましたね。
ちなみに、魔導機構の組み込みは、魔導具製作や魔導技師などのスキルの効果により内部に直接組み込めます。
何故組み込めるのかは、分かりませんが……。
まぁ、異世界という事でその辺は気にしてはいけませんね。
魔法と呼ばれる法則が有る世界ですから。
さてこの次は、この杖に触媒を付けましょう。
幸い、杖の先端には何か付けられそうな取っ手があります。
ここに付けましょう。
さて、何の触媒にしましょう。
ふむふむ。
この無属性の魔石を使って無属性の杖にでもしますかね。
触媒を付けた武器は、触媒の属性と同じ属性の魔理攻撃の威力を上昇させる効果があります。
……魔石を錬金術の技術の一つである再構築で形を変形させて……できました。
後はこれを嵌めるだけですね。
……はい、ピッタリでした。
さてと、完成したのでエルリさんでも呼んで見てもらいますかね。
「エルリ先生。できました。」
ワタシは、そう言ってエルリさんを呼びました。
「あら〜?早いわね〜。どれどれ?鑑定。……良い出来ね〜。名称は……汎用の杖ね〜?等級が高位とは凄いわね〜。この歳でこの出来の物を出したのは、わたくしが知る限り、あなたで3人目かしら〜?」
エルリさんは、杖の中心を軸として杖をクルクル回しながらそう言いました。
「……取り敢えず、他の子達が完成させるまでこの本でも読んで待ってなさ〜い。」
そう言うとエルリさんは、ワタシに5冊程の本を渡しました。
本の題名を見てみると、皇城の図書室には無かったより高度な魔導具に関する理論などが書かれているだろう事が分かりました。
ふむ。
ありがたく、読ませていただきましょう。
ふう。
読み終わりましたね。
……周りの人達は、そろそろ終わりそうですね。
皆さんも良い腕だと思いますね。
魔導具製作スキルだけでも、魔導具は作れるには作れます。
他の生産系スキルを持っていると何かと、より良い魔導具を作れるのですが、スキルが多い程、普通はスキルLVを上げるのが大変になるので習得する事は少ないそうです。




