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異世界で皇女にTS転生しますのぉぉぉぉぉ!  作者: クリフォトの大樹
第2章 学園編ですのぉぉぉぉぉぉ!
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サイドストーリー(???) 第1話 襲撃ですのぉぉぉぉぉぉ!

 ★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!

 此処は、コーサス商国とレグニスト帝国の国境付近に存在する【魔の森】。

 その森の深部で、オレことレイド……中鬼(ホブゴブリン )が背後の小鬼(ゴブリン )の妹……リリを守りながら、ドス黒い纏気(オーラ)を纏った豚鬼騎士(オーク・ナイト)と戦っていた。


「くっ!?タァァあ!!」

 オレは、そんな声を出しながら豚鬼騎士(オーク・ナイト)に罅の入った鋼の片手剣で右袈裟斬りで斬り掛かった。

 しかし、その攻撃もヤツの持っていた包丁(チョッパー)で防がれた。

「ぎゃはは!!効かん、効かんぞぉ!!俺様の虐殺包丁ジェノサイドチョッパー鏐鋼(りょうはがね)の鎧の前には無力よ!!だぁハッハッハッハ!!」

 オレの攻撃をオレごと弾き飛ばすとヤツはそう言って笑った。

 オレは、後方に弾き飛ばされながら体勢を整えて着地した。

「くそっ!!集落の方から煙が見えてやがる!!急がないと!!」

 そう言うとオレは、体勢を低くしながら片手剣を地面の平行に構えた。

 今までの戦闘で、オレの左目は潰され、左腕の骨は籠手(ガントレット)ごと砕かれていた。

 リリは、後ろの方の木の上で隠れてもらっている。

 リリは、身を隠す系統のスキルのLVが高い。

 しかし、他のヤツの仲間に襲われるかも分からない。

 しかもヤツらは、同一種族の集まりでは無く、他種族混合だった。

 ヤツと一緒にいた竜鱗人(リザードマン)普人(ヒューマン)が、ヤツと同じ鎧に刻まれた紋章を付いた装備を身に付けていた事から、多分当たっているだろう。

「〈気剣〉一閃・(あらため)!!」

 そう言って、ヤツに向かって駆け出し、ヤツの首目掛けて跳躍し技を放った。

 元々習得していた、相手を闘気を纏わせた剣斬り付ける剣技『〈気剣〉一閃』に改良を加えて強化させた剣技『〈気剣〉一閃・改』は、剣に込める闘気を数十倍にして放つ技だ。

 オレの放った攻撃は、ヤツに命中した。

「な……に?!くぶぁ……申し訳…ございませ………ん。我が……か……。」

 ヤツは、首だけでも数秒間生きたが、そう言うと息を引き取った。


《経験値が一定に達しました。個体名【レイド】のLVがLV19に上がりました》LV100に上がりました》LVが上限に達したため、進化可能です》LVが上がったため、各種能力値が上がりました》LVが上がったため、スキルの熟練度が上がりました》コモンスキル「剣術」のスキルLVが9に上がりました》


 助かった。

 そう息を吐こうと、するとバキバキという音が片手剣からした。

 見てみると、持ち手から先が地面に落ちていた。

「チッ!仕方無い。ヤツのを貰うか。」

 そう言うと、オレは虐殺包丁ジェノサイドチョッパーを装備した。

 包丁術のスキルは持っていないが、使っていく内にスキルLVは上がるだろう。

「収納。」

 オレは、エクストラスキル「亜空間収納」を使い遺体を仕舞った。

 そうこうしていると、近くの茂みがガサゴソ動いた。

 気配感知などの感知スキルに引っ掛からなかった事に驚いたオレは、新しい獲物であるこの包丁を構えた。

 少しすると、茂みから二足歩行の犬が現れた。

「大変っすよ!集落が!集落が!皆んながぁぁぁぁ!」

 二足歩行の犬……オレらの集落にお世話になっている戦人狼(ゴボルト)の娘で、斥候のJOBに就いており、オレの感知をすり抜けられる。

 良かった、敵では無かった。

「落ち着け、サミーニャ。……リリ!降りてこっちに来るんだ。」

 そう言ってオレは、リリを呼びながら、グスグスと泣く、サミーニャが泣き止むのを待った。

 しばらくすると、リリが来て、それと同時にサミーニャも泣き止んだ。

「サミーニャ、一体集落に何があったんだ。」

 オレは、サミーニャにそう聞いた。

「……皆んなが殺されたっす。私ら以外、全員。おじさんもおばさんも皆んな皆んな、アイツらに!我らが神への生贄だって言って。」

 オレは、サミーニャからそう聞いて膝から崩れ落ちた。

 父さんや母さんが殺された?

 オレなんかより強い2人に?

 嘘だ、嘘だ、嘘だ!

 集落には、大鬼(オーガ)の爺ちゃんだっていたのに、皆んな死んだのか!?

「……!!」

 オレは2人を置いて、走り出した。

 

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