第70話 学園生活ですのぉぉぉぉぉぉ!3
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
今日の授業が終わったワタシ達は、学園内にある寮に向かいました。
「……なかなか綺麗ですね。」
ワタシは、寮を外から見ながらそう言いました。
寮の見た目は、マンションの様な姿をしていました。
ワタシの前世の時代にもマンションは有ったので、寮を見たら思い出しました。
いつまでも外で見ている訳にもいかないので、ワタシは寮の中に入って行きました。
寮の中に入ってみると、まずはエントランスが有り、エントランスにはソファーやドリンク販売機、雑貨店が置かれたり営業していたりしました。
エントランスの最悪には三台のエレベータもどき……多分、魔動昇降機と呼ばれる物でしょう……が有りました。
ふむふむ。
外から見るより階層は多いみたいですね。
8階建てに見えましたが、15階まであるみたいです。
魔動昇降機の上部の液晶に表示されていました。
『空間拡張』か何かの効果を付与しているのでしょうか?
それとも、熟練の職人はこうした技術を持っているのでしょうか?
と、そこまで考えながらワタシは上の階層へ行く為に、扉の近くに有る上向きの三角形のスイッチを押しました。
しばらく待っていると、魔動昇降機が降りて来た様で、上部の液晶の表示も切り替わり始めました。
魔動昇降機は、ワタシのいる階に着くと、プシューッという音立てて扉が開きました。
中に入ってみると、思いの他広く感じました。
一人だけで乗っているのも有るでしょうが、先程と同様にそういった効果が付与されていると思われます。
取り敢えず、ワタシの部屋の階は、6階なのでそこの数字のスイッチを押します。
前世では、量子テレポート装置が発達していたので量子転送門を良く使っていましたので、前時代にはデパートなどで使われていた昇降機に乗る、というのは少し不便に感じ一方、『おお!?これが!』という面も有りますね。
……後で指輪型まで小型化した量子テレポート装置を製作しておきますかね。
何かに使えるかもしれませんしね。
そんな事を思っていると、プシューッという音を立てて扉が開きました。
どうやら、6階に着いた様ですね。
ワタシは、魔動昇降機から降りました。
外からは、何も無い様に見えていた扉の有る通路ですが、どうやら透明の結界が地脈経由で展開されている様ですね。
試しに触ってみましたが、かなり堅かったです。
〈解析終了しました。対象の結界強度は、下位の竜程度の攻撃なら防げると思われます。〉
ギンカは、ワタシが結界に触れているとそう言いました。
下位の竜程度なら防げますか。
まあ、この学園都市自体の防衛設備とこの国の『軍』の防衛力でなら中位の竜が襲って来ることさえ難しそうですがね。
さて、そろそろ自分の部屋に向かうとしましょう。
ええーと、ワタシの部屋は……有りましたね。
ワタシは、扉の隣に埋め込まれている装置に手を触れました。
すると、
〔固有魔力コードを確認しました。施錠を解除します。〕
何処からか、そう聞こえると扉の鍵が、ガチャッという音を立てて開きました。
ワタシは、開いた扉を開けて、中に入りました。
玄関で靴を脱いで……この国では靴を脱いで部屋に入る習慣があるみたいです。もちろん、実家でも自室に入る時などは靴を脱いでいましたよ……いると、近くにスイッチを見かけたので押してみると、玄関付近の照明が付きました。
見やすくなりましたね。
ささっと、靴を脱ぐとワタシはリビングに進んで行きました。