第68話 学園生活ですのぉぉぉぉぉぉ!
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学園長の挨拶が終わった後、会場の壁でワタシ達の入るクラスが貼り出されました。
クラス表を確認すると、ワタシとリリィちゃんとアーサーとサイモン、そして先程隣の席にいたリリアナさんと同じSクラスでした。
Sクラスは、所謂特殊クラスで、他のAクラスやBクラスなどは各分野の専門クラスらしいのですが、Sクラスは専門クラスと同等の授業を総合的な授業の数を受け、定期テストで点数を取れば良いというものでした。
あ、先程からSやらAやら言っていますが、それはこの学園都市自体の決め事の様で、各学園はクラスをS、A、B、C、D、Eの6つに分けなくてはならないそうです。
と、そんな事を考えながらワタシ達は、クラス表の近くに貼られた地図を確認して、Sクラスの教室に向かいました。
しばらく歩き、ワタシ達は教室に着きました。
教室の扉を開け、中を覗いてみると、前側の扉の方にある黒板の様な何かの前に教卓があり、その手前から階段状なっている床に机と椅子が置かれいました。
そしてその机には、お父様が事務室に有った物の劣化版の様な物が組み込まれており、授業ではこれを使うのであろう事が分かりました。
何だか、前世で見た小説の異世界物の教室みたいですね。
ワタシはそう思いました。
まあ、今はそのワタシが異世界物の小説みたいな世界に転生してはいるのですが……。
そう思いつつもワタシは黒板の様な物に写し出されていた座席表を確認し、その座席に座りました。
どうやら、黒板の様な物は大きめのモニターの様な物の様ですね。
座席表を見た時に、他の3人の座席も確認しましたが、どうやらアーサーがワタシの右隣でリリィちゃんが左前、サイモンさんが目の前の様ですね。
ちなみにワタシの座席は、前から3番目ですね。
そして、左から2番目です。
……夏は暑そうですね。
一応、この国にも四季は有るので、制服の付与効果を信じる事とします。
と、そんな事を思いながらリリィちゃん達とお話しをしていると、扉がガラガラと開けられて皮の鎧を着た薄水色の肌と透き通った角を2つ持つ鬼人の女性が入って来ました。
「諸君、初めましてだな。アタシは、このSクラスの担任でミシャリスと言う。一応、冒険者から教師になった口だ。アタシは、戦闘の授業を担当しているから、戦闘に関する事はアタシに聞いてくれ。……誰かさん以外。」
ミシャリスさんは、ワタシから目線を逸らしながらワタシ達にそう言いました。
あ、よく見たらこの人ワタシの戦闘試験の担当だった人ですね。
まあ、自分より強い人に聞かれても答えられる自信は無いですよね。