第66話 入学式ですのぉぉぉぉぉぉ!3
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
半吸血鬼亜種ですか?
半吸血鬼と言えば、吸血鬼としての力が純血種より弱い代わりに吸血鬼としての弱点が無い、真祖吸血鬼の下位互換ですよね。
亜種は、通常種と違い各能力値が高いらしいです。
〈対象『リリアナ=クサナギ』にエクストラスキル「炎熱之主」を確認しました。エクストラスキル「炎熱之主」の権能は、『炎熱操作』、『炎熱無効』、『炎推移動』、『炎霊化』、の四つです。一つ目の『炎熱操作』は、炎と熱を発生、操作できるというものです。二つ目の『炎熱無効』は、炎と熱に関するダメージを無効化します。三つ目の『炎推移動』は、炎熱を推進力に移動ができるというものです。四つ目の『炎霊化』は、スキル保有者の【物質体】を一時的に魔素に分解保存し、【精魔体】を炎系統の精霊種と同様に変化させる。尚、この状態では物理ダメージを無効化する、というものです。〉
ギンカは、そう言いました。
ふむ。
四つもの権能ですか。
どれも炎にまつわるモノばかりですが、その分効果は強そうですね。
と、そんな事を考えていると会場の光球の魔導具の光が消せられました。
どうやら、教師陣が入って来た様です。
グラマラスな肉体をした和服を着た狐獣人の女性を先頭に、妙に筋肉質な林精の男性や眼鏡を掛けてをスーツを着た人型の蜥蜴とも言えそうな見た目の竜鱗人の女性を中心になかなか個性的そうな先生方が会場に入って来ました。
教師陣が全員中に入ると、和服の狐獣人の女性以外は、壁際に寄りました。
すると、和服の狐獣人の女性は、下駄と足首に着けた鈴を鳴らしながら壇上に上がり始めました。
壇上に上がり、中央に立つと狐獣人の女性は拡声の魔導具を使いワタシに話掛け始めました。
「始めまして。わちきは、この『ヒヒイロカネ学園』の学園長のリファナリア=シシルスでありんす。今年度は、なかなか優秀な生徒達が入ったらしくて嬉しいでありんすよ。」
リファナリア学園長はそう言いました。
学園長は、金色の艶やかな毛並みをしていてお母様とはまた違う、女性としての妖艶さを全面的に出している様に見えました。
一応、生徒の前なので押さえている様ですが……。
ワタシには何というか、女の感とかいうモノで感じ取れました。
入学式パートは、もう少し続くと思われます。
終わったら、学園生活パートに入ると思います。




