第61話 入学試験ですのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
ワタシは、リースベルト独立領でありながら一つの学園都市として機能している【高度技術発展学園都市『リースベルト』】に豪華な馬車に乗りながら向かっていました。
「……なるほど、【高度技術発展学園都市】の名に恥じない発展具合ですね。」
ワタシは、馬車の中から「慧眼」の権能の一つ、『透過眼』を使い【高度技術発展学園都市『リースベルト』】の外壁を見てそう言いました。
リースベルトの外壁は、常に多数の結界が重ね掛けされており、その維持に必要な魔力も地脈から供給され続いていて、生半可な威力の攻撃は効果が無い様に見えます。
その外壁の門にいた門番に、入学試験の受験番号の書かれた紙を見せると、水晶玉に触らされました。
多分、犯罪歴とかを見る魔導具なのでしょう。
門番は、水晶玉を見て確認すると入る許可を出しました。
許可を出されるとワタシの乗る馬車は、門から学園に向かって走り出しました。
見えては、通り過ぎて行く外の景色を窓を覗く様に見ていると、普通の領地と学園都市が同じ様に一つの領地として機能している事が分かりました。
商店や八百屋、精肉店や鍛冶屋、冒険者ギルドの支部などが至る所に建てられており、冒険者もする者が大半であるらしい学生達に取って嬉しいであろう事が見て取れました。
しばらく、そうやって馬車から外の景色を見ていると、視界の端に先程までの建物は消え、前世で前時代には有ったという大きめの大学と呼ばれるモノと似た様な規模と建て方の建築物が有りました。
「ふむ。そろそろですかね。やはり、パンフレットで見た通り大規模ですね。」
ワタシはそう言いました。
「……リリィちゃんとアーサーも確かここを受けるのでしたね。ワタシも落ちたりしない様に、満点を取る気でいきますかね。確か、戦闘試験も有りましたね。今ではワタシも帝国近衛騎士団団長であり、帝国でお父様やお母様達の次くらいに搦め手無しの戦いで強いグリスさんとかなり渡り合える位強くなったので少々手加減してやった方が良いかもですね。」
ワタシは、そう言うと身体を伸ばして硬くなっていた身体を解しました。
ちょっと皇都から遠かったですからね。
さて、試験、頑張りますかね。
一応、大体の範囲は勉強し直して有りますが……試験というのはいつになっても少し緊張するモノですね。
少しすると、学園の門の前に着いたので、ワタシは馬車から降りて、門から中に向かいました。
「……確か集合場所は、総合戦闘用訓練場でしたね。向かいましょう。」
ワタシは、そう言うと、「魔賢之王」の権能を使いながら向かいました。
あ、ちなみに今のワタシの服装は軍服を改造した物で、スカートを膝丈まで伸ばしています。
髪は、3年である程度伸びたので後ろでポニーテールにしてあります。




