第48話 お父様との鍛錬ですのぉぉぉぉぉぉ!
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お母様と鍛錬して汗を流した後、お父様と鍛錬する為にまた鍛錬場にワタシは向かいました。
「さてシオン、復習だ。何故、世の魔術士達が魔導具の一種でもある魔導杖具を用いているか分かるかい?」
お父様は、ワタシにそう聞きました。
魔導杖具とは、魔導具である杖の事です。
剣バージョンや槍バージョンもあるとか……。
「魔法の威力強化と魔力操作の補助の為です。」
ワタシはそう言いました。
魔術士の用いる魔導杖具には、持ち手側の先端に魔石が嵌められており、杖内部に魔導回路が刻み込まれているので、魔石による魔理属性の強化と魔導回路を通すことによって機能する魔力吸収と魔力放出と魔力蓄積による魔力操作の補助が可能となっているそうです。
ちなみに、お父様は、魔導具である【魔蔵の指輪〈魔喰〉】と呼ばれる物を所有しています。
お父様とお母様が昔討伐した龍種の魔石の欠片と少量の魔鋼と共に使用して製作されているそうです。
そして、杖は【支配者の鈴杖】の呼ばれる魔造道具だそうです。
何でも、迷宮の最奥に居た迷宮王を倒したらドロップしたらしいですよ?
死霊術を得意とする賢骸種だったそうな。
お母様の保有する双剣、魔導剣具である【氷霜の片手剣〈蒼華〉】と【爆炎の片手剣〈紅葉〉】も、その龍種の爪と鱗を少量の魔鋼と共に使用して製作させれているそうです。
お父様によると、この双剣を使って戦うお母様はカッコいいそうですよ。
「正解だ。では、【魔法】は全てで何種に分けられる?」
お父様は、そう言ってまたワタシに聞きました。
「【魔術】、【妖術】、【呪術】、【気術】、【仙術】、【忍術】の六つで、番外として【生活魔術】、【精霊魔術】、【聖術】が有ります。」
ワタシは、そう返しました。
「うん。また正解だ。現在用いられる【魔法】は総じて、呪文を介して発動する。【魔法】は、最低必要魔力量が有れば発動できる。さらに復習の問題だ。【魔法】に取って一番大切な要素は何かな?」
お父様は、そう言ってワタシさらに聞きました。
「イメージです。【魔法】は発動者のイメージにより、姿形が変化します。」
ワタシは、そう言いました。
勿論、イメージでプログラムを組んで自動追撃させる様にするなんて事も可能となります。
イメージ次第で、火炎の竜や水氷の虎、雷の剣や槍も発動可能です。
「正解だ。まあ、エクストラスキル『無詠唱』、『詠唱短縮』などを持たない者には難しいけどね。それ故に、高等技術と言われるんだ。」
お父様はそう言いました。
「復習は終わりだ。それでは、実践練習に入るとしようか。『【火燃砲追球】、【水流砲追球】、【風刻砲追球】、【土岩砲追球】、【極光砲追球】、【極闇砲追球】、【魔塊砲追球】』。」
お父様がそう唱えると、お父様の背後に7つの異なる属性の【魔術】が展開され、色の異なる球が現れました。
・魔理→物理と区別する為の作者が考えた造語。物理が物の理なら、魔理は魔の理。呼び方は「まり」。




