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異世界で皇女にTS転生しますのぉぉぉぉぉ!  作者: クリフォトの大樹
第1章 幼女編ですのぉぉぉぉぉ!
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第46話 お母様との鍛錬ですのぉぉぉぉぉ!

 ★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!

「さて、シオン、構えなさい。」

 お母様は、ワタシに木刀を1本渡し、お母様も木剣を1本取ると木剣を構えながらワタシにそう言いました。

 今からするのは、お母様との鍛錬です。

 数ヶ月前の家庭教師達が来た日の午後から始まったこの鍛錬ですが、未だにワタシはお母様から一本も取れていません。

 お母様の攻撃は、一撃一撃が手加減していても、ワタシからすると重く鋭いので防御するだけでも大変です。

「はい、お母様。」

 ワタシはそう言って、お母様に対し木刀を構えました。

 お母様と対峙したワタシは、攻撃が当たるイメージが浮かびませんでした。

 隙が無いというのでしょうか?

 ワタシが一撃当たる間にお母様は6回当てられる様に感じました。

「ハァッ!!」

 お母様と睨み合ってワタシは、木刀で右横薙ぎをお母様に放ちました。

「遅いわね。」

 お母様はその攻撃を木剣の腹で防ぐとそう言いました。

 流石お母様ですね。

 びくともしませんね。

「ふっ!!」

 お母様は木剣を思いっきり振り、ワタシを吹き飛ばしました。

 ワタシは、「軽業」などのスキルを使って空中で身体を捻り着地しました。

「シィッ!!」

 着地すると同時にワタシは、「縮地」のスキルなどの速度などを上げるスキルを使い加速しながら突きをお母様に放ちました。

 お母様はその突きを受け流すと、木剣の柄でワタシの腹を打ちました。

「ガハァァ!!」

 腹を打たれたワタシは、数メートル後方に飛びましたが、受け身を取って衝撃を和らげるとすぐさま起き上がり、また木刀を構えました。

 この数回の内に蓄積されたワタシの身体に付いた傷やダメージは「再生」スキルなどにより徐々に回復しているので身体が軽くなってきました。

「一文字。」

 ワタシは闘気を木刀に纏わせると、鋭い右横薙ぎをお母様に放ちました。

「少し強くなったわね。」

 そう言うとお母様は、木剣の穂先に闘気を集め受け止めました。

 ワタシの闘気とお母様の闘気がぶつかり合うと、密度と出力が低いワタシは弾かれて再び後方に吹き飛ばされました。

 地面をザザザ、と滑る様に速度を殺しました。

 そして、地面を蹴ってお母様に迫ろうとすると、地面が抉れ、ワタシは弾丸の様にお母様に迫りました。

 コモンスキル「思考加速」によって引き伸ばされた時間の中でお母様に向けて弾丸の様に迫っているワタシは、すぐさま

「流水斬。」

 そう言って木刀を地面と水平に構え流れる水の様に、右横薙ぎ払いを放ちました。

「まだまだね。」

 お母様はそう言ってワタシの一撃を受け止めました。

 バチバチとお母様の闘気とワタシの闘気がぶつかりました。

 先程は弾かれましたが、今度は数秒間は耐えられました。

「……流石お母様ですね。全然決め手が有りません。」

 ワタシは後方に飛び、お母様と距離を取りながらそう言いました。

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