第43話 グレムリンですのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「さて、試しに何か作ってみますか。今のところ使える素材が前世と同じ種類の物と魔石と鼠と剛魔人形の物しか無いのでこれで作るとしますかね。」
ワタシは、改良型在庫目録を開いて、収納物を確認しながらそう言いました。
「取り敢えずは、鎧を作りますか。」
そう言うとワタシは、素材を改良型在庫目録から取り出しました。
「強化外骨格をベースに作りましょう。」
ワタシはそう言うと錬金テーブルの前に来ました。
「まずは内部の回路を作らないとですね。」
そう言いながらワタシは、素材を構築させ電子回路を作りました。
それが終わると次は、鎧自体を構築させました。前世の物をモデルにしているのでかなりスタイリッシュな鎧になりました。
このできた鎧に先程の電子回路と魔石も組み込みました。
魔石には『魔力吸収』や『魔力貯蓄』などの魔導回路を刻み込み、魔力貯蓄庫となる様にしました。
さらに、エクストラスキル「補助人格」を付加して人工知能代わりとなる様にしています。
また、鎧自体にも様々な魔導回路を刻み込んでおきました。
「さて、着てみますか。」
ワタシがそう言って鎧に近づくと鎧自体が変形しワタシが入れる様になりました。
そして、ワタシが鎧内部に入るとまた変形し閉じました。
〈鎧の掌握終了しました。〉
そのギンカの声と共に鎧はプシューという音を立ててワタシの身体にフィットする様に変形しました。
徐々にワタシ専用に変形していき、最終的には大部分は布の様な素材に変化するという形になりました。
鎧の見た目は製作したばかりの時とは変わり大部分が布の様な素材に変わった事によりかなりセクシーな見た目になりました。
これは……成長したらやばそうですね。
「フッ!ハァッ!」
軽く着たまま拳を振ってみると着る前よりかなり速度と切れが上がっていたので実践導入できそうだと感じました。
(そろそろ他の事もしましょうか。)
そうワタシが言うと、
〈了解いたしました。〉
ギンカがそう言い、鎧は徐々に変形していき右腕の腕輪に変形しました。
「……ふむ。この鎧は【グレムリン】と呼ぶことにしますか。」
ワタシは鎧にそう名付けると、培養ポットの有る部屋に向かいました。
「さて、科学人間の研究をしますかね。」
ワタシはそう言うと、素材を改良型在庫目録から取り出し、培養ポットに入れました。
そして、スイッチを入れると、中に培養液が満たされていきました。
人間の構成する物質を入れましたけど、どうやらしばらくすると自動で人型になる様ですね。
ふむ……まさに神をも恐れぬ所業。
ですが、スキルで可能という事は許可されているのでしょうね。
そんな事を考えながらワタシは培養ポットの中で人型に形成されていくのを見ていました。




