第36話 新種ですのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「下位剛魔人形創造。」
ワタシは、【石剛魔人形種】を頭に浮かべながらそう言いました。
すると、先程と同じ様に【石剛魔人形種】は現れました。
(ギンカ、ジュラルミンの用意を。)
ワタシがそう言うと、ギンカは、
〈直ちに作成します。・・・・・作成しました。〉
そう言ってワタシの目の前の地面にジュラルミンを用意してくれました。
ワタシがギンカに作成してもらった、高軽硬合金は、軽銀、銅、強光燃銀、硬脆銀、珪素などを混ぜ合わせた合金で、強度が高く軽いため、これを用いて【剛兵族】を改造すれば高機動で防御力のある【剛魔人形族】になるのではないかと思ったからです。
前世でもワタシは色々な道具を開発する際に用いていました。
という訳でワタシは高軽硬合金に触れながら細剣を持った軽装騎士をイメージしながら、【剛魔人形族】改造を使用しました。
すると、【石剛魔人形種】の身体が徐々に変形していき、2メートル程有った体長が1.8メートルまで縮み頭部からは角が一本生え、まるで鬼が騎士鎧を着た様な見た目になりました。
ん?何故、鬼の様な姿に?
〈解析終了しました。種族が【高軽硬騎士鬼人剛魔人形新種】に特殊変化した様です。〉
ギンカは、ワタシにそう伝えてくれました。
ふむ。
なかなか凄そうな種族に変化しましたね。
取り敢えずは、解析結果を見てみましょう。
(ギンカ、種族の詳しい解析結果をお願いします。)
ワタシはギンカにそう言いました。
〈了解いたしました。では、解析結果を読み上げます。【高軽硬騎士鬼人剛魔人形新種】 高軽硬合金の肉体を持ち、騎士の鎧を着た鬼人種の見た目をした剛魔人形種の新種。高い防御力を持ちながら高機動をする為、かなり厄介。とある皇女によって初めて生み出された存在な為、新種。だ、そうです。〉
ギンカは、そう言いました。
それにして、……ふむ。
ワタシが初めて生み出してしまった様ですね。
鬼人の要素は何処から出てきたのでしょう?
特にそんなイメージはしていなかったはずですが……。
まあ、良いでしょう。ここは良い鍛錬相手ができたと思います。
鍛錬の師匠としてお母様やお父様との鍛錬が始まるまで相手をしてもらいましょう。
鍛錬以外では、……どうしましょう?
(どうしましょう、ギンカ?)
ワタシは、ギンカにそう聞きました。
するとギンカは、
〈私に任せていただければ、ユニークスキル「最適化」に干渉し、ユニークスキル「眷族創造管理」にそれ専用の権能を追加しますが……。如何しますか?〉
そう聞いて来ました。
ふむ……。
(お願いします。)
ワタシはそう言いました。
〈了解いたしました。〉
ギンカはそう言うと、ユニークスキル「最適化」に干渉し始めました。
《エクストラスキル「補助人格」がユニークスキル「最適化」に干渉しました。ユニークスキル「眷族創造管理」に権能「相互召還」を作成し追加しました》ユニークスキル「眷族創造管理」のスキルLVが3に上がりました》
ふむ。
(詳しい解析結果を。)
ギンカにワタシはそう言いました。
〈権能「相互召還」は、対象を眷族専用空間に転移させたり、マスターの下に転移させたりする権能となります。〉
ギンカはそう言いました。
なるほど。これなら【高軽硬騎士鬼人剛魔人形新種】をそのまま使えますね。
ワタシはそう思いました。