第35話 剛魔人形での鍛錬ですのぉぉぉぉぉ! 2
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す、すまぬ。また、投稿が遅れてしまった……。
【石騎士剛魔人形種】は、ワタシの斧槍の一撃をギリギリのところで首を右に傾けることで、左肩を中程まで持って行かれるというのを代償に回避しました。
〈重力を操作し、斧槍の質量を増加させます。〉
ギンカは、斧槍が抜けなくなると同時に下向きに斥力を発生させ、そのまま斬り落とさせました。
【石騎士剛魔人形種】は左腕を失い、分が悪いと感じたのか大剣を手放して距離を取りました。
「……決着が着きそうですね。」
ワタシは、左手の斧槍を肩に担ぎ、右手の〈ダン〉の穂先を【騎士石剛魔人形種】に向けながらそう言いました。
【石騎士剛魔人形種】は、そう言ったワタシに対して残った右腕をワタシに向けて構えました。
その構えた拳には闘気が纏わり付いており、何らかの技を使用しようとしている事が分かりました。
なのでワタシは、スキルLVの低い武器である斧槍を仕舞い、〈ダン〉を鞘に入れて、抜刀の構えをしました。
「瞬閃。」
ワタシは、抜刀の構えのまま地面を蹴り、刀の間合いに入れると〈ダン〉を振るいました。
〈電子を操作し、電磁砲の要領で刀身の加速を補助します。続いて空気を操作し、空気抵抗の軽減を補助します。さらに続いて、水分を操作し、刃に水分を纏わせることにより威力の増加を補助します。〉
ワタシが、〈ダン〉を抜刀すると同時にギンカはそう言ってワタシの補助をしました。
その一閃は、【石騎士剛魔人形種】にとって凄まじい速度を持って振われ、闘気の斬撃と水の刃がほぼゼロ距離から放たれました。
ギンカによって強化されたこの一撃は、闘気の纏わせた拳をぶつける事で迎撃しようとした【石騎士剛魔人形種】を拳ごと真っ二つにして斬り裂きました。
《経験値が一定に達しました。個体名【シオン】のLVがLV2に上がりました》LV3に上がりました》LVが上がったため、各種能力値が上がりました》LVが上がったため、スキルの熟練度が上がりました》エクストラスキル「明鏡止水」のスキルLVが4に上がりました》スーパースキル「疲労軽減」のスキルLVが8に上がりました》ハイパースキル「刀王術」のスキルLVが2に上がりました》コモンスキル「斧槍術」のスキルLVが3に上がりました》LVが上がったため、JOB「魔法戦士」のLVが4に上がりました》LVが上がったため、JOB「魔法戦士」のLVが5に上がりました》条件を達成しました。コモンスキル「戦闘の心得LV-」を習得しました》コモンスキル「集団戦闘の心得LV-」を習得しました》コモンスキル「武芸百般の心得LV-」を習得しました》
ふむ。どうやら作成した【剛魔人形族】を倒してもLVが上がる様ですね。
これを続ければかなりのLV上げが今のうちからできますよ。
と、その前に【騎士石剛魔人形種】の回収ですね。
「捕食之主。」
ワタシがそう言って、右手を突き出すと見えない顎は【騎士石剛兵種】を喰らい尽くしました。
《エクストラスキル「捕食之主」により、【石騎士剛魔人形種】の解析及び収納を開始します》・・・・・・解析終了しました。コモンスキル「騎士の心得LV-」、「騎士道LV-」、「守護法LV-」、「地形耐性LV1」、「裂傷耐性LV1」、「刺傷耐性LV1」、「膂力強化LV1」、「皮膚強化LV1」、エクストラスキル「石身体LV-」、「毒無効LV-」、「麻痺無効LV-」、「石化無効LV-」、を獲得しました》
さて、【剛魔人形族】をまた作成して改造しますかね。
ワタシはそう考えると、新しく【剛魔人形族】を作成し始めました。




