第28話 異形の鍛錬樹ですのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「……スキルの力は凄いですね。」
ワタシはそう言いながら、壁の上を走っていました。
スーパースキル「自在踏破」のお陰で、足の裏が吸い付く様に壁に着き、走りやすくなっていました。
時折り来る妨害も最小の動きで回避することもできる様になりましたよ。
《熟練度が一定に達しました。エクストラスキル「自在踏破」のスキルLVが2に上がりました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「平衡感覚強化」のスキルLVが5に上がりました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「重心操作」のスキルLVが4に上がりました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「腐食耐性LV1」を習得しました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「外圧耐性LV1」を習得しました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「刺傷耐性LV1」を習得しました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「骨折耐性LV1」を習得しました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「打撲耐性LV1」を習得しました》ユニークスキル「最適化」が発動しました。コモンスキル「裂傷耐性LV1」、「打撲耐性LV1」、「刺傷耐性LV1」を統合させ、コモンスキル「物理耐性」を獲得を開始・・・・・成功しました。コモンスキル「物理耐性LV1」を習得しました》
数分後
走り終わりました。
……アスレチック全体で考えると、この走りの部分が一番簡単に感じましたね。
〈お疲れ様です、マスター。〉
ギンカはそう言ってワタシを労ってくれました。
さほど疲れてはいませんが、スキルLVの上がりが良かったですね。
ワタシがそう考えていると、アスレチックが地面に帰って行きました。
もう使わないからと、ギンカが戻してくれたのでしょう。
(さて、戦闘鍛錬をしましょうか。)
ワタシはそう言って、左手に改良型在庫目録から出した「黒硬樹の枝短剣」を、右手には鍛錬用の短槍を持ちました。
〈そうですね。前回のは、マスターには簡単そうでしたので今回は難易度を上げさせていただきます。〉
ギンカがそう言うと目の前に、異形の「鍛錬樹」が現れました。
その姿は、腕が4本あり目が一つ、そして下半身が蜘蛛の様な形を取っていました。
それぞれの腕には剣、斧、槍、杖を装備されているのが確認できました。
「……多腕型ですか。」
ワタシはそう言って笑みを少し浮かべました。
多腕型での経験が積めるから良いですね。
そう考えていると、異形の「鍛錬樹」はそれぞれの腕に持った武器をテンポをずらして振るって来ました。
「ほっ!」
ワタシはそれをバク宙をすることによって回避しました。
「シィッ!」
すぐさま反撃を開始したワタシは、異形の「鍛錬樹」目掛けて槍による突きを胴体に狙いを定めて放ちました。
しかし、異形の「鍛錬樹」は杖で短槍を絡めて取りワタシてから弾き飛ばしました。
「シィッ!」
ワタシは、槍が弾かれたと同時に左手の木剣を使って刺突を繰り出しました。
異形の「鍛錬樹」は、斧で弾こうとしましたが、スキルによって強化されたワタシの攻撃は斧を貫き、腕の一本の付け根の半分を貰いました。
「震脚!」
反撃を仕掛けられるのを考えたワタシは、異形の「修練樹」の胴体をスキル「震脚」を使って蹴ることで、距離を強制的に取りました。
ワタシが距離を取った次の瞬間にはワタシのいたところに剣が通っていたので、ワタシの考えは当たっていました。
「後3本ですか……。」
ワタシはそう言うと、左手の木剣をパシッと右手に投げた渡しました。
「たぁぁあ!」
ワタシは、右手の木剣を迫り来ていた異形の「修練樹」の振るって来た剣に合わせて斬り付けました。
「ッ!重いですね。」
スキルの効果が有っても抑えるのが精一杯でした。
忘れそうになりますがワタシはまだ生まれて半年しか経っていないので、筋力は未だに不安が有ります。
そんな訳で鍔迫り合いをしていると、異形の「修練樹」は、空いた腕の杖と槍でワタシに攻撃を仕掛けて来ました。
槍はワタシの心臓を貫こうとし、杖はワタシの右腕を折ろうと凄まじい速度で振るわれました。
槍と杖がワタシに触れようとした時、槍と杖は不自然に反射されました。
多分、エクストラスキル「多層鎧」の第一層に展開していた反射層によって反射が行われたのでしょう。
無理矢理に運動方向を捻じ曲げられた2本の腕は、木の枝を折ったかの様にバキバキに折れていました。
実質、残りは今この鍔迫り合いをしている腕と脚程度ですね。
《熟練度が一定に達しました。コモンスキル「硬剣法LV1」を習得しました》
「ハァッ!」
新スキルを習得した事で、力の均衡が崩れたのでワタシは、異形の「鍛錬樹」の剣を弾きました。
「羽根生成!羽根弾!」
異形の「鍛錬樹」は、剣を弾かれると同時に距離を取ろうとしたので、ワタシは羽根を左腕に生成すると、そう言って撃ち出しました。
発射された羽根の弾丸は、異形の「鍛錬樹」の脚部を打ち抜き、その場に縫い付けました。
「これで終わりです。一閃!」
ワタシは動けなくなった異形の「鍛錬樹」の首目掛けて、高速で攻撃する技を放ちました。
スキルによって筋力の上げられたワタシの一撃は、異形の「鍛錬樹」の頭部と胴体を別れさせました。
しばらく見ていると、異形の「鍛錬樹」は地面に沈んで行きました。
自然に還ったのでしょうか。
「……さて、戻りますか。汗も少々かきましたしね。」
ワタシはそう言って、浴場に向かいました。




