第26話 鍛錬ですのぉぉぉぉぉ!6
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
「多連斬。」
ワタシは、そう言って、コモンスキル「縮地」を使い間合いを詰めて「騎士型」の「鍛錬樹」に闘気を纏纏わせた木短剣で十回連続で斬り掛かりました。
「騎士型」の「鍛錬樹」は、ワタシの連撃を左手の盾で受け止めると、右手の剣で突きを放って来ました。
「くっ!……胴穿ち!」
ワタシは、その突きを木短剣の腹で受け流しながら間合いの内側に入り込み闘気を纏った刺突を放ちました。
ワタシの放った刺突は、「騎士型」の「鍛錬樹」の人間なら右目に当たるところを貫きました。
すると、「騎士型」の「鍛錬樹」は動きを止め、膝をつく様に倒れ始め、左右の手の剣と盾を下ろしたかと思うと、とうとう前のめりに倒れました。
「……まずは1体目ですね。ハァッ!」
ワタシはそう言うと、背後から迫って来ていた「獣型」の「鍛錬樹」の腹をカウンターで斬り付けました。
「獣型」の「鍛錬樹」は、ギリギリで回避しましたが、胴体の3分の1を削り取られていました。
「……火槍。」
「獣型」の「鍛錬樹」を斬り付けると同時に一気に間合いを詰めてその手に持つ細剣でワタシの心臓を突き刺そうとした「軽剣士型」の「鍛錬樹」に対してワタシは、木短剣を持っていない左手を突き出し、そう言いました。
すると、ワタシの突き出した左手から10センチ程離れたところに火で形成された槍が現れ、「軽剣士型」の「鍛錬樹」目掛けて飛んで行きました。
火槍は、バク宙で避けようとした「軽剣士型」の「鍛錬樹」の左腕を炭にしました。
「たぁぁあ!一閃!」
闘気を纏わせた木短剣でワタシは、左腕が炭化した「軽剣士型」の「鍛錬樹」の首をスキル「縮地」などの速度上昇スキルを使って加速しながら斬り落としました。
「2体目ですね。」
ワタシはそう言って、木剣を逆手に持ち後ろから飛び掛かって来た「獣型」の「鍛錬樹」目掛けて突き出しました。
ワタシの突き出した木剣は「獣型」の「鍛錬樹」の口腔を貫き、頭部から突き出ていました。
《熟練度が一定に達しました。コモンスキル「刺突強化」のスキルLVが2に上がりました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「斬撃強化」のスキルLVが2に上がりました》熟練度が一定に達しました。コモンスキル「柔剣法LV1」を取得しました》熟練度が一定に達しました。スーパースキル「疲労軽減」のスキルLVが3に上がりました》
(……終わりましたね。)




