サイドストーリー(イム)第3話 イムの迷宮攻略その3
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
あ、もしかしたらあれできるかも。
ぼくは短剣を2本拾って1本を『保管収納』しながらそう思った。
《コモンスキル「捕食」が発動しました。小鬼の短剣を【収納空間】内に収納します》
「あ、できた。」
ぼくは両手に短剣を2本持ちながら、ぼくの身体を首から変形させて触手を2本生やした。
試しに、ブンブン振り回したけど……うん。問題無く使えそう。
結構なんでもできるね。
「アォーーーン!!」
そんな事をしていると、遠くでそんな鳴き声が聞こえた。
ぼくは、首から生やした触手を戻すと、声の下に向かった。
少し走ると角の向こうから狼の様なモノの鳴き声が聞こえた。
ぼくは聞こえると同時に角から飛び出した。
飛び出した先には狼の様な魔物が2匹いた。
「鑑定。」
ぼくは、狼の様な魔物を視認すると瞬時に天井に張り付きながらそう言うと半透明のボードが現れた。
《鑑定結果》
「強化魔狼」 眷族強化迷宮にいる普通の魔狼種。強化小鬼よりは強いが弱い。
ふふ、さっきぼくがいたところを見てるね。
上にいるよ〜。暗殺者らしくて、カッコいいよね?
そう思うとぼくは天井から重力にしたがって魔狼達に向かって落ちて行った。
「シィッ。」
落下の勢いをそのままに1匹の首を両手の短剣を重ねる様にして斬り落とした。
「終わりだね。」
ぼくは地面に着地すると同時に背中から触手を伸ばした。ぼくの触手はコモンスキル「鉄殻化」の補正によって強度威力共に強化された上に、コモンスキル「射出」の補正によって触手の速度は上昇していて、ぼくが現れたのに驚いていた魔狼の胴体を易々貫いた。
《経験値が一定に達しました。個体名【イム】の種族LVが5に上がりました》6に上がりました》種族LVの上昇に伴い、各種能力値が上がりました》種族LVの上昇に伴い、スキルの熟練度が上がりました》種族LVが上がったため、JOB「斥候士」のLVが5に上がりました》LVが上がったため、JOB「斥候士」のLVが6に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「短剣術」のスキルLVが5に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「体術」のスキルLVが5に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「気配感知」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「隠密行動」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「消音消臭」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「弱点看破」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「罠感知」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「偵察」のスキルLVが4に上がりました》JOB「斥候士」のLVが上がったため、JOBスキル「情報収集」のスキルLVが4に上がりました》
「ふふふーん。」
ぼくは、鼻歌を歌いながら魔石と毛皮を拾った。
これで腰蓑だけの生活から解放されるよ。……多分。
いや、どちらにせよ捕食するからまだかな。残念。
「あぐ。もぐもぐ。」
ぼくは魔石と毛皮を口に入れた。
……毛皮は一枚残して。作るとしても無いと服作れないからね。一枚じゃできないけど。『保管収納』に入れとこ。
《種族スキル「捕食吸収」が発動しました。魔狼の毛皮を【収納空間】内に収納します》
《種族スキル「捕食吸収」が起動しました。【魔石】及び【毛皮】の解析を開始します・・・・解析が完了しました》
《解析結果》
「強化魔狼の魔石」×2
・コモンスキル「AGI強化LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「爪術LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「牙術LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「爪強化LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「牙強化LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「嗅覚強化LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「咆哮強化LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「肉体操作LV1」×2 (再現可)
・コモンスキル「STR強化LV1」×2 (再現可)
・姿『魔狼』×2 (再現可)
《解析結果》
「強化魔狼の毛皮」
・コモンスキル「VIT強化LV1」 (再現可)
再生取得だぁー。ぼくはそう思って全てタップした。
《個体名【イム】が、コモンスキル「AGI強化LV2」、「爪術LV2」、「牙術LV2」、「爪強化LV2」、「牙強化LV2」、「嗅覚強化LV2」、「咆哮強化LV2」、「肉体操作LV2」、「STR強化LV2」、「VIT強化LV1」を再現習得しました。姿『魔狼』を再現獲得しました》種族スキル「捕食吸収」のスキルLVが3に上がりました》
はぁ。もっと毛皮集めないと腰蓑生活は免れないね。……気を取り直してスキルの確認をしよう。
「詳細情報開示。」
ぼくがそう言うと半透明のボードが現れた。
《詳細情報》
「AGI強化」 AGIを微強化するスキル。
「爪撃」 爪を用いた戦闘時に微補正が入るスキル。
「牙撃」 牙を用いた戦闘時に微補正が入るスキル。
「嗅覚強化」 嗅覚に微補正が入るスキル。
「咆哮強化」 咆哮が微強化されるスキル。
「肉体操作」 肉体の操作に小補正が入るスキル。
「STR強化LV2」 STRを微強化するスキル。
「VIT強化LV1」 VITを微強化するスキル。
よし、スキルによって更に強くなったから迷宮の魔物を狩り尽くそう。
服も着たいし。ぼくはそう思った。




