第98話 迷宮攻略ですのぉぉぉぉぉ!
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冒険者ギルドで依頼を熟してから数週間が経ち、ワタシは授業の一環で迷宮の攻略をすることになっていました。
「諸君、装備の最終確認は終わった様だな。」
ミシャリスさんは、ワタシ達の事を見渡しながらそう言いました。
今回の迷宮攻略についての、パーティーメンバーについては、予め授業で決められていました。
ワタシ達のパーティーメンバーは、ワタシ、アーサー、サイモンさん、リリィちゃん、そしてそこに加えてリリアナさんとアナスタシアさんです。
リリアナさんとは、武術の時によく会っていますね。
アナスタシアさんとは、初絡みでした。
アナスタシアさんに、戦闘スタイルを見せてもらいましたが、薙刀をメインに据えた中衛型でした。
【魔法】は、【気術】による身体防御メインでした。
ちなみにですが、【魔法】には、【魔力】を用いた技術体系と【闘気】を用いた技術体系があります。
【魔力】を使用した【魔術】。
【魔力】を性質変化させたモノである【妖力】を用いた【妖術】。
同じく【魔力】を性質変化させたモノである【呪力】を用いた【呪術】。
【闘気】を用いた【気術】。
【闘気】を性質変化させたモノである【仙気】を用いた【仙術】。
同じく【闘気】を性質変化させたモノである【忍気】を用いた【忍術】。
これら、6つの技術体系のことを総じて【魔法】と呼びます。
……話を戻しましょう。
アナスタシアさんの練度は、なかなかに高かったです。
装備もその時に見せてもらったのですが、戦国武将の甲冑を軽量化した様なものでした。
さて、そろそろミシャリスさんの話に意識を戻しますか。
「改めて、授業の内容を説明するぞ。諸君らは、予め通達したパーティーでアタシの後ろに有る洞窟に入り、最深部まで行き攻略してもらう。今日の迷宮攻略に関しては、迷宮の支配者に通達済みであり、諸君らが例え、迷宮内部で死亡した場合でも入り口に戻されるだけで済む。だからといって、死ぬことを前提として行動をしない様に。これはあくまでも、殺気を受けながらの実戦を安全に行うものだ。死ぬ気でやるように。」
ミシャリスさんは、自身の背後を親指で指すとそう言いました。
「さて、説明は終わりだ。さっさと行って来い。」
説明が終わった様子のミシャリスさんは、そう言ってワタシ達を迷宮に行く様に催促しました。
ふむ。
「……ワタシ達から行きますかね?」
ワタシは、他の5人にそう聞きました。
「ぼくは、構いませんよ!」
リリィちゃんは、フンッ!と鼻息を荒げそう言いました。
「僕も構いません、シオン殿下。」
アーサーは頷き、そう言いました。
「オイラも、それで良いぜいシオン。」
サイモンさんは、アーサーと同じ様に頷き、そう言いました。
「某も同じく、シオン殿下。」
リリアナさんは、凛とした声でそう言いました。
「わたくしも、同意見ですわ~!」
アナスタシアさんは、ザ・お嬢様といった口調でそう言いました。
あ、そういえばワタシ達の装備を言っていませんでしたね。
迷宮に入るまでの、この歩いている間に言っておきましょう。
アナスタシアさんは、先ほど言った通りです。
リリィちゃんは、黒い革製の口元まで隠す全身覆服の上に灰色の外套を着て、腰に鍔に闇の精霊結晶の埋め込まれた闇魔銀製の忍刀を二振りと数十本の投擲用ナイフを入れておく空間拡張された袋を一つを装備しています。
アーサーは、魔銀製の重装騎士鎧を着て、同じ素材の片手剣と塔盾を装備しています。
サイモンさんは、アーサーと違い魔銀製の軽装騎士鎧に、雷魔銀製の鉤爪を装備しています。
リリアナさんは、魔銀合金製の直刀と小太刀を腰に差し、薄紅色の半着に紫色のズボン型である馬乗袴を穿き、下駄を履いていました。
そして最後にワタシは、腰に〈ダン〉を佩いて、腕輪形態の【グレムリン】を右腕の手首を装備しています。
そして、左腕の手首に新しい装備であるもう一つの腕輪をつけています。
こちらの腕輪の能力については、戦闘時に紹介するとしましょう。
おや、着きましたね。
「では、行きましょう。」
ワタシがそう言うと同時にワタシ達は迷宮に入りました。




