第0話 死にましたのぉぉぉぉぉ!
★マークとブクマと感想をお願いしますぅぅぅぅ!
当作品は、「異世界で皇女にTS転生しますのぉぉぉぉぉ!」をベースにところどころ不備などを直して書いて行こうと思います。……ぶっちゃけると、途中から書き直すのが大変だから最初から作り直す感じです。
世の中には不思議なことがあるものである。
おや?
何故そんな事言うか、ですか?
それは貴方、
《本当に申し訳ない。》
そう言って浮遊するロングヘアーと思われる人型の光の塊。
ね?いきなり気がついたら、目の前にコイツがいたんですよ。
しかも、周り白いですし。
(神様とかそんな感じですかね?……ふむ?このパターンは、わたし死にました?)
わたしは、そう聞いてみる事にしました。
ちなみに言うと、今のわたしは人魂の様な姿なので思考を送るイメージで、ですけどね。
《その認識で合っている。今の其方は、【魂魄】だけの状態だ。》
光の塊は、そう言ってわたしの考えを肯定しました。
なるほど、だから人魂なのですね。
ふむ、では、
(なんで死んだんでしょう?)
わたしは、この質問を投げかけてみることにしました。
《私の部下の死の神〈見習い〉が間違えて殺してしまったようなのだ。繰り返すようだが、本当に申し訳ない。》
光の塊は、申し訳なさそうな声でそう言いました。
(別に良いですよ。過ぎた事は、気にしない主義です。)
もうどうにもならないなら諦めた方が良いですからね。
無駄に抗ったところで、結果は変わりません。
《ありがとう。お詫びではあるが、異世界に転生できるようにした。元の世界には戻す事ができないのでな。その代わり、其方達の世界で言うスキルのある剣と魔法の世界だ。》
光の塊は、心なしか微笑みながらそう言いました。
(本当ですか?それは、嬉しいですね。)
これは、嬉しいですね。
生前でもそう言った小説も嗜んでいたので。
《転生スキルセットに加えていくつかエクストラスキルも与えておく。そろそろ転生させるが良いか?》
光の塊はそう言って来ました。
エクストラスキルと言えば、小説などではかなり強力な物ですよね。
くれるなら貰っておきます。貰える物は貰っておいて損は無いですから。さて、では最後にこの質問をしましょうか。
(ええ。良いですよ。ところで、貴方のお名前は?)
わたしは、そう聞きました。
《我々、神の名は、【魂魄】だけである今の其方には認識できないであろうから高位の【創造神】とだけ言っておこう。》
光の塊は、わたしにそう返しました。
まあ、神様ですからね。存在の格が違うでしょうし、肉体も無いのだからしょうがないことですね。
(なるほど。……覚えました。)
わたしはそう言って頷きました。
では、また何処かで会う事にしましょう。
《では、『今後の汝の人生に幸あらんことを』》
光の塊は、そう言って右手を左から右に振るいました。
すると、わたしは光に包まれると同時に、意識を手放しました。
人魂がいなくなった、外界より隔絶された世界で光の塊の見た目の存在は、あることに気が付きました。
《ん?……可笑しいな。生前の性と同じになる様に設定していたはずだが。まるで、設定が変更されている様な。……お詫びに皇族に生まれるように再設定しておこう。》
光の塊は、そう言うと生まれる地位を変更させました。