3日目-26 神学
レモラ「で、なんなのよあんたは」
リアン「俺は世界を救うためにこの世に降り立った神の使いだ」
レモラ「ばーか」
リアン「か、神の使いにばーか等と罵倒をして…罰が当たるぞ…恐ろしや恐ろしや」
レモラ「神の使いを騙ったおまえに罰が当たるわ」
リアン「何を!おまえに神の何が分かる!」
イセリア「…」
レモラ「は、はい?」
リアン「どうした?おれの顔に何かついてる?」
ローザ「鼻と口とめんたまが二つ」
リアン「いたって健康優良児じゃないかベイベー。
…って、おまえにゃ聞いてねえよ」
イセリア「神という単語が聞こえたので…神話についての討論をされているのかと思ったのですが…」
レモラ「これとこれとあたしが神話について語り合うような輩だと思う?」
リアン「これはないだろ!」
ローザ「そうだ!英語で言うところのit扱いは酷い!差別だ!」
リアン「訴えてやる!」
イセリア「…いえ。ただ…わずかな可能性に賭けてみたんですけど…
やっぱり、神学なんて最近じゃ、話題にもあがりませんよね…」
リアン「ここを卒業した先の進路についてだが…」
レモラ「それは進学!」
ローザ「紅茶を淹れて頂戴」
レモラ「それは真紅じゃ!」
ローザ「いいから紅茶を汲みなさい」
レモラ「だまれこの馬鹿乙女。そういうネタは引っ張るな」
イセリア「どういうことですか?」
リアン「あー、要するにローザがミスティ化するってこった」
イセリア「?ミスティ化って神話か何かに出てくる用語ですか?」
レモラ「あー、気にしなくていいから」
イセリア「そうですか…」




