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Last Message  作者: びゅー
1日目
5/60

1日目-04 小休止

外で。

ケイ「あ、おにいちゃん、あの人…」

ケイト「あ、ああ」

さっきの双子さんだった。

目が合う。

ケイト「は、はは、どうも…」

そそくさと逃げられてしまった。

レモラ「……………」

私はまだ、何が起こったのか正確には理解していない。

いや…理解できていないのだ。

だが……。

だが……。

少なくとも…このクラスでの私のポジションは決まったような気がした。

…悲しくなってきた。

なんちゅうクラスだ。

別のインパクトで、私の性格が少しは薄まったのが不幸中の幸いか…

キャミー「レモラ…」

レモラ「あっ…あは…あひゃ¥・@…」

キャミー「しっかりしてよお…」

レモラ「るららららら~」

ピエール「どうしたんだいマイハニー?」

レモラ「うっせばか、かえれ」

ピエール「おお、冷たいね、マイハニー」

キャミー「ピエール君?ちょっと今日ははずしてもらえないかな?」

ピエール「ハイハーイ、わっかりました」

レモラ「はあああああううう…」

キャミー「うーん、ちょっとは同情するわ」

チャミ「えーと、もしもーし」

キャミー「あ、どうも!えーと、確か、チャミさんでしたっけ?」

チャミ「うん。覚えててくれたんだ、ありがと。でそっちは…キャミーとレモラ…でよかったっけ?」

キャミー「そうでーす」

レモラ「どうも」

チャミ「いやー落ち込んでるみたいだねえ」

チャミとか言う子は私に声をかけてきた。

レモラ「はは…まあ…色々ありまして…」

私はまだ落ち込みながらも、平静を装って言った。

チャミ「でも、面白かったよ?それに、しっかりとした自己紹介だったと思うし」

レモラ「そ、そう…ありがと」

チャミ「これから2年。よろしく、お願いします」

…!!

レモラ「…」

キャミー「どうしたの?レモラ?」

レモラ「あ、はい、よろしく…」

握手を交わす。

キャミー「この後は確か…体力測定だよね」

レモラ「そう。運動場に向かうそうよ」

外には、グラウンドが広がっていた。

キャミー「自信ないなー…」

レモラ「気にせずに、適当にやれるだけやれ」

キャミー「てきと―すぎだよ」

レモラ「いいじゃない。体力測定なんかどーでも」

そうこういいながら運動場へ。

教官「人数を確認します」

教官「ひとり、ふたり、さんにん…」

教官「…」

教官「31人!」

教官「…二人、足りんやんけ!」

…。

アルフ「おい、いないのってあいつらじゃね―のか?」

アレク「そうだ、あの男とあの女…」

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