3日目-15 戦闘実習14-三つ巴
ケイト「いよいよベスト3に入ったわけか…」
ケイ「…ローザちゃん、リアン君…」
リアン&ローザ「?」
ケイ「私、あなた達のこと、誤解してた。ごめん」
リアン「へ?」
ケイ「最初はちょっと頭おかしい人だって思ってた…関わりたくなかった
一緒の班になった時も、最初は嫌だなーって思ってた、ほんとに、ほんとに、ごめんなさい」
ケイはそう言って頭を下げた。
ケイト「…ケイ…」
ケイ「その、その、なんていうか、ごめん」
リアン「謝るな、行動で示すんだ!」
ケイ「へっ!?う、うん……」
ローザ「まあ頭おかしいとかは言われなれてるから別にどうでもいいよ」
リアン「第一おまえはほんとに頭おかしいしな」
ローザ「そっちもじゃん」
ケイ「…」
ローザ「さ、あと少し、がんばろー」
チェック「おーっ!!」
ケイ「…おーっ!!」
ピッティ「…あと3班ですか」
レモラ「もうちょっと…ね。あいつらもやられたみたいだし」
しかし…
ピッティ「まだリアンさん達もやられていないなんて…」
レモラ「あいつらも逃げてるのかしら…こうなりゃあいつらには負けないからね。これは意地よ」
ピッティ「…あ」
クレア「そろそろ終わりにしましょ」
レモラ「!?あんたらまだ一人もやられてないわけ!?」
カズ「平等を帰すためこちらも二人でいかせてもらうよ」
崖の上のほうから、クレアとカズの二人が降り立つ。
レモラ「…なにが平等よ…。こうなりゃ、覚悟決めるわよ、ピッティ」
ピッティ「…は、はい」
ケイ「こっちから声したよね」
チェック「…はい」
ケイト「あれは…」
次々と迫り来る一撃を、ピッティは全部すんでのところでかわす。
カズ「どうした?逃げるだけで精一杯か?」
ピッティ「はぁ、はぁ、おっと!」
クレア「ちょこざいな!」
レモラ「なんの!」
{こうなりゃやけよ!}
レモラ「うらあああああっ!」
クレア「!?しまっ…」
…。
ケイ「え?」
ケイト「あれは!」
レモラの手は、スイッチからあと数センチのところで停止していた。
レモラ{くっ…こんな時に!}
クレア「なんだか知らないけど、ごめんね」
クレアがレモラのスイッチを押す。
レモラはそのまま崩れ落ちた。
クレア「大丈夫?」
ピッティ「レ、レモラさんっ!」
カズ「勝負あり」
そのスキに、最後のピッティのスイッチもカズによって押された。
1班 失格 残り2班




